館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右クォーターパネル8 交換準備2

こんにちは。

 

レプロのクォーターパネルを取り付けた後では塗れない、或は塗りにくい部分に今のうちに錆止め剤を塗っておく。

溶接の予定ヶ所の周りをマスキングテープで養生をし、必殺錆封じ、その後POR-15のシルバーを塗る。

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この上に制震塗料を塗るためにプライマー(POR-15タイコートプライマー)を塗る。

緑っぽい空色の塗料がプライマーだ。

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続いて制震塗料を刷毛塗りする。ホイールハウスの溶接部ぎりぎりのところまで塗っておく。

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クォーターパネルの内側にも。

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次はレプロの溶接準備だ。

六角ランプシェード

こんにちは。

 

きょうは土曜ステンド教室の日。

生徒さんの一人、SKさんがランプシェードを完成させた。

比較的小型のランプで、形は六角錐。シンプルでとりわけ難しい作りではないのだが、なぜ記事にしたかというと、ガラスの選定が良かったからだ。

 

僕がいいなと思ったのは白いガラス。こういう不透明の流れ模様のあるガラスをオパールセントガラスと言うのだが、その透け具合がとてもいいのだ。

電球のフィラメントが透けて見えるのだが眩しいほどではない。 そしてほんのり青味がかった白が幻想的だ。

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デザインがシンプルな分、ガラスの色合いが際立つ。 いいガラスを使うときは、極力絵柄はシンプルが良い。ガラスの美しさが引き立つのだ。

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下から見上げると電球の暖かなともしびに包まれる。

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半世紀前の食卓の団らんの明かりのようだ。

人間、何かに心を奪われる時間も必要だね。

1971 マスタングマッハ1 右クォーターパネル7 交換準備1

こんにちは。

 

前回の記事右クォーターパネル6は2016-11-19だった。ずいぶん飛んだ感じだが、実際は関連した記事が続いたので話はずっと続いている。番号付けがちょっと飛んだだけだ。

レプロのクォーターパネルを取り付ける前にやっておかねばならない作業が幾つかあるので、それを片づける。

ホイールハウスとロッカーパネルの溶接錆止め処理だ。溶接部の裏側は塗料が燃えてしまって鉄板がむき出しになっている。そこを塗装するのだ。

写真のようなスプレーノズルと刷毛を作って楕円穴から差し込み、内部を塗装する。クォーターパネルを取り付けた後だとできないので今のうちにやっておく。

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LEDで内部を照らしながら塗料を吹き付ける。

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プラグ溶接部にマークをし、マスキングシートを貼る。

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続いて溶接部の錆防止のため、スポットジンクをスプレー。

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スキージとサンダーで内側の塗料と錆落としをする。

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錆落としをしたらメタルレディー処理をして錆防止と塗料密着を図る。

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取りきれない錆はあったが、メタルレディー処理で錆転換するのでこれでヨシとする。

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続いて錆防止塗装をする。

バラのステンドパネル

こんにちは。

 

きょうは木曜午後のステンド教室の日。

生徒さんのHDさんが作品を完成させた。バラをモチーフにしたデザインのパネルだ。

デザインはデザイン集の絵を参考にHDさんがアレンジしたものだが、色ではずいぶん悩んでいた。

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ステンドグラスのパターン画は気分が乗ってくればさほど造作なく出来るものだが、色選びとなるとこれが意外に難しいものなのだ。

色のコーディネートによって作品は全く別物になってしまう。特に相手がガラスとなれば色つやはもちろん、テクスチャー(表状)も様々だ。

そのことがステンドグラスづくりの魅力というか醍醐味にもなっている。

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今回は透けないガラスを基調にした構成で、バックに電球を配置した間接照明のような使い方をする。

バラの花だけが半透明な赤で、照明によってその赤が際立って美しい。

 

これを作ったHDさんは、このバラに負けないくらいオシャレで可愛らしい奥様なので写真に収めたかったのだが、どうしても恥ずかしいからと逃げ回るのであきらめた次第。

 

次は小っちゃいドーム型のミニランプを作るそうだ。

 

夢は続く。

詳細アップしました 西尾街のふれあい教室

こんにちは。

 

きょうは先日このブログに書いたとおり、街のふれあい教室の詳細をホームページにアップしました。

ご興味がおありの方はぜひご覧ください。そしてご参加お待ちしております。

http://www.japan-net.ne.jp/~artglass/oshirase.html

 

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受付けは2月16日(木)からでーす。

ステンドガラス買い出し

こんにちは。

 

きょうは製作依頼のあったN様邸のステンドガラスの買い出しに行った。

無地のガラスならわざわざ名古屋まで出向かなくても宅配注文で事足りるのだが、柄行きのあるガラスだと自分のイメージに合わないガラスが届くことがある。それほど色や柄にバラツキがあるのだ。

色選びするのはたった1枚のガラス。カミさんに光を透かして見てもらう。

もちろん色柄は均一でなく、このガラスは色が濃すぎるということで違うガラスを探す。

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こちらのガラスは同じ品番だが他の同品番のガラスの中でも比較的明るい。ちょっと欠けがあるがカミさんがこの色がいいというのでこれに決定。

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ガラスの運搬は気を使う。平積みは不可だ。必ずガラス運搬用の馬を使う。

そう、アングルを三角に組み立てたアレだ。なぜ馬というのかは分からないがガラス屋さんは皆これを使う。

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ステンドのガラスはだいたい3ミリ厚。サイズの大きいものから順に重ねて積む。

窓用のガラスに比べると薄くて割れやすいので、固定もゴムバンドで締めすぎないように注意する。ベニヤ板などで上から押さえるのも良い。走行中の飛び石などで割れるのを防ぐためだ。

 

さぁ、明日からガラスカットだ。

2017 春の西尾 街のふれあい教室

こんにちは。

 

今年もまもなく春の「西尾 街のふれあい教室」が始まります。

 

2コースご用意しました。

一つ目はご好評につき、今回もバーナーワークでガラス玉のチョーカーを作ります。

色は自由に選べますので当日のガラス棒を見て決めてください。

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もう一つはステンドグラスを使ってペンダントネックレスを作ります。

ガラスを選び、ハンダ付けで組み立てます。身につけるものですから鉛の含まれていない鉛フリーハンダを使います。

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参加費はどちらも1800円。

お申込み受付は2月16日(木)からです。

それまで今しばらくお待ちください。

 

勿論市外の方も参加できますよ。

詳しくは三河工芸ガラス美術館ホームページをご覧ください。2月8日ごろ詳細をアップします。