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館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右クォーターパネル15 テールの修正1

こんにちは。

 

レプロのパネルはオリジナルと似て非なるものである。

クォーターパネル最後部の下の形状はリヤバランス(バンパー下のスカート部分)との取り合いで、ぴったり合っていないと不細工だ。

ところがここの形状はオリジナルとはかなり違う。ライン取り器で形状を拾う。

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それをレプロに当ててみると‥、ちょっと違う。プレスのエッジもシャープでない。

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実際にリヤバランス(rear valance)を取り付けてフィットを見る。型紙を作って当ててみる。

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オリジナルだって大して褒められたフィットではないが。

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リヤバランス自体も右と左でこんなにカーブが違う。型紙に隙間ができる。

ま、アメ車なんてこんなもんだ。レプロのクォーターパネルとリヤバランスとの間に7~8ミリの隙間ができる。

かっこわり~。

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パテ塗りの下地として必殺錆封じを塗る。

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幅広のへらを切ってクォーターパネルのカーブに合わせる。

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こんな感じ。

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次はパテ塗りだ。

町内会長

こんにちは。

 

きょうは富山町の29年度役員のプレ役員会があった。それに僕も出席したのだ。

実は29年度から富山町の町内会副会長を頼まれていた。

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この一帯は市街化の区画整理が行われ、富山町はここ10年で急速に戸数人口が増えた。そのため現在は4区に分けられていて、僕は1区の副会長を仰せつかった。

これから2年間副会長を務め、その後2年間会長を務めることになっている。合計で4年間のお務めである。

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富山町では特別な理由が無い限り歳の多い人から順番に役員を務めることになっていて、僕より年上の人が2人居たのだが、どちらも断られてしまったそうだ。

一人は民生委員をすることになっているから兼務は厳しいという理由。これはうなずける。

もう一人は自営で現役だからという理由らしい。

そんなこと言ったらみんな現役だよな。と、旧役員さんたちはこぼしていた。

 

で、僕に白羽の矢が立ったわけだ。

 

カミさんのお父さん、つまり今年亡くなった義父は安城市の和泉町で10年余りにわたって町内会長を献身的に務めた。

そのため、義父は町内の人たちから本当に慕われていた。

そんな義父の働きをカミさんはずっと見てきたので僕に、

「町内の一員である以上、一度はお役に立たせてもらわなきゃ。頼まれた時がチャンスじゃない。美術館の方は私が何とか頑張るからおやんなさいよ。」と言う。

 

てなわけで、気は進まなかったがお受けすることにしたのだ。

 

だけど考えてみれば、なかなか親しくなる機会のない町内の人と触れ合うにはいい機会だ。

 

何事もそうだが、引き受けたからにはいやいやではなく、しっかりやらせてもらおう。

 

と、なんだか前向きな僕である。(笑)

ステンド終了、次の仕事へ・・

こんにちは。

 

第二、第四土曜は午前と夜の教室があり、ひと月のうちで一番ハードな日だ。

午前の教室では74歳のITさんが小さめのパネルを完成。記念に撮影させてもらった。

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絵というものは額によってかなり雰囲気が変わるものだが、アンバーがかったシルバーグレーのメタリック仕上げが落ち着きとモダンさを醸していい雰囲気だ。

上品なITさんだが顔出しはヤだということで後姿をご披露する。

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教室の合間にN様向けのステンドグラス4枚目の最終仕上げをした。ポリワックスという仕上げ剤でハンダ部分の光沢を出すのだ。黒いラインがくっきりと引き立つ。

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納品は建具屋さんの都合で来週火曜と決まった。

 

続いて休む間もなく次の仕事に取り掛かる。

有り難いことに今年も地元のアイシン エー・アイ様から表彰の記念品をご注文いただいた。 只今パソコンでデータ作成中。

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注文数量が多いのでカットはマシンで行うが、彫りは手彫りだ。 PCの画面では大きな絵だが、実際の彫りは5~6センチ角の微細なものになる。

ディスプレイの下のガラスはおととしの彫刻試作だ。

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微細な彫刻だけに、一個彫りあげるのに丸一日はかかる。

その後濃淡をつけるので、当分神経の張り詰めた日が続く。

1971 マスタングマッハ1 左クォーターパネル2 型取り

こんにちは。

 

レストアをするうえで最も気を付けなければならないのがオリジナルの寸法やラインを失うことだ。

僕はパネルを分解したり切断するときは可能な限り寸法やラインをスケッチすることにしている。

なぜならレプロはオリジナル通りの形にはできていないからだ。

正しい寸法に調整しないで修復していくと、組み付かなかったり、組み付いたとしても寸法が合わなかったりスタイルが不自然になってしまうことになりかねない。

 

それでも構わないという人はどんどんおやりになればいいが、僕はイヤだ。できるだけオリジナル通りに修復したいのだ。

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大事だと思われる部位のボデーラインを正確に写し取る。

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実はこれがことのほか手間のかかる作業だった。

写し取るのはホームセンターで昔見つけたこんな道具。沢山のステンレス線が並んでいてボデーに押し当ててかたどる。それをボール紙に写し、カットしたものを再びボデーに当てて隙間を記録、最終的にピッタリの型紙を作るのだ。

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写し取るラインが長いので、何度も道具を押し当ててラインをつなげていく。

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1枚の型紙を作るのに1週間ほどかかったと思う。

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全部の型紙を作るのに一月ほどかかったのではなかろうか。

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最終的には9枚もの型紙を作った。

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この型紙、売れるかしら。(笑)

最後の一枚

こんにちは。

 

きょうはステンド教室をやりながらN様邸向けのステンドグラスを製作している。

 

カミさんが卒業記念の納品を終えて手伝ってくれているので進行は速い。

ルーター作業など、僕が丁寧にカットしたために、小さなバリを数か所削るだけなのであっという間だ。

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削り終わったガラスをパターン画の上に並べている所。この後コパー巻きだ。

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実はこれ、一昨日の写真で、きょうはもうハンダ付けをほぼ終わった。後はパティーナと枠付けを残すのみ。

予定では明日が納期だったのだが、建具屋さんの都合で少しだけ延びた。

ちょっと救われた格好だ。(笑)

 

今朝、N様からその納期の連絡が入った。

 

「進んでる?残金を振り込みたいんだけど。」と、N氏。

「いいえ、納品してからで結構ですから。」と、カミさん。

早く入金してもらったからと言って早く出来るわけではないけどね。

 

早く見たいってことだろう。^ ^

かわいいお得意様

こんにちは。

 

美術館の入館終了時間が迫った午後5時ごろだった。

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「あらぁ、いらっしゃい。きょうはどうしたの?」カミさんがずいぶんと親しげに話しかける。

僕は受付カウンターに背中を向けて仕事をしていたので誰だろうと思いながら上半身をひねって振り向いた。

「なぁに?また見学するの?」

近くにある矢田小学校の3年生の坊やだった。つい2,3日前にも見学に来てくれた。

 

前回はカミさんが、「ちゃんとお父さんかお母さんにここへ来るって言ってきた?」と聞いていた。

 

「300円ね。」

カミさんがそう言うと、坊やはズボンのポケットから小銭を取り出してカウンターに広げた。前回は100円玉3つだったが、今回は10円玉や5円玉もある。

「なにぃ、もしかして貯金箱から出してきたの?」

カミさんが苦笑いしながらそう聞くと、坊やは「うん」と小さく答えた。

 

「だいじょうぶ? 貯金なんか崩しちゃって。」

何やらカミさんと話をしている。

 

「まけてあげて。」と僕は背中でカミさんに言ったが、まけてあげたかどうかは知らない。

自分が貯めた貯金箱からお金を出して自分の意志で観に来てくれたなんて嬉しいじゃないか。

 

どうやら目的はてっぽう展示館で、きょうは別の友達を連れてきてくれたらしい。

 

閉館時間の5時半近くになって一緒に来たお友達と弾んで話しながら帰って行った。

 

年のせいか、こういう光景を見ると応援してやりたくなる。

なんだかとってもほっこりした気持ちになったきょうである。

POR-15の衝撃 動画追加

こんにちは。

 

以前「1971 マスタングマッハ1 POR-15の衝撃」という記事を書いた。

POR-15のラストプリベントが錆の無い鉄板には密着しないという内容の記事だ。

mikawakougei.hatenablog.com

 

今回、錆止め塗装をやり直すことにしたので、POR-15をヘラで剥がした。

論より証拠。 静止画よりも動画の方がその実態が分かりやすいというものだ。

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錆の上に直接塗った時の錆止め効果を僕は検証したわけではないのでPOR-15を全否定するつもりは無いが、少なくとも生鉄板に密着しないことは確かだ。

これからレストアをしようと思っている人、或はすでにレストア中の人。

 

製品の能書きをそのまま信じることはやめた方がいい。もちろん、レビューもだ。

自分で確かめるしかない。

www.youtube.com

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