こんにちは。
こうしてレストアの記事を書いていると、読者の方からコメントを頂くことが時々ある。お返事もコメントの公開もしませんが、ちゃんと読ませていただいてます。この場を借りてお礼申し上げます。
僕の記事を見て、自分もレストアを始めたいと思うとか、すでにやっていて参考にしてます、などといったコメントです。
僕なりにアドバイスさせていただくなら、これから始めようと思っている方に‥、
おやめなさい。レストアには膨大な時間と労力、そしてお金がかかります。特にパネルワークには正解がなく、完了するまで車に乗ることすらできません。それより今の車に少しずつ手を入れて乗った方が得です。僕の場合、レストアを始めて4年になりますがまだ半分もやれていません。
すでにレストア中の方に‥、
どうぞ何があっても諦めないで完成させてください。諦めたら愛車はただの屑鉄になります。
さあ、ここからは未知の領域だ。
レストアを始めてルーフとクォーターパネルが別物で、溶接とハンダで繋がれていることを初めて知った。
ユーチューブではアメリカのレストアラーがアップした動画が幾つか見つかった。不安はあるがここまで来たらやるしかない。何度も動画を見ながら作業内容を頭に入れる。
ホームセンターでジェットバーナーを買ってきてハンダ部分の片側から炎を当てる。 程なくつや消しグレーだった表面が濡れたようになり、水銀のように金属光沢に変わり、垂れ始める。
そこですかさず粗目のワイヤーブラシで融けた半田を掻き落とす。
そのうち下地の鉄板が見えてくる。熱しすぎに注意する。鉄板が焼けて変形する。
ハンダ除去後のルーフとクォーターパネルの継ぎ目。こうなっていたんだ。
クォーターパネルはルーフの下に潜り込んでいる。組み立て順序はルーフが最後のようだ。
ということは、スポット溶接を外しただけではクォーターパネルはすんなり外れてくれないということだ。
それじゃ、ルーフを取り外す?
冗談でしょ。