館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

人気のステンド体験 🎶

こんにちは。

 

きょうもず~っとステンドグラス。

僕はバラとユリのステンドグラス、カミさんは体験ステンドのガラスカットだ。

 

ゴールデンウイーク中のステンド体験で、すっかりガラス材料が減ってしまったのだ。このままでは体験コースのガラス選びに支障をきたす。

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今週もステンドグラス体験の小団体予約が入っている。

このところステンドグラスが人気なのだ。

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確かに半田肉盛りを僕たちが一発で決めると、たいていお客様から歓声が沸く。

お客様がやってみるとうまくいかないものだが、僕たちの指導で出来るようになるとお客様の目が輝きだすのだ。

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だからステンドグラスづくりの体験は忘れられない思い出になるんだ。

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板5

こんにちは。

 

まだ完成していない裏板の上半分を作る。

サイドの曲線部分の溶接接合、磨きが完了。

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反対面。

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下半分。

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反対面。ガラリ穴はいつでも明けられる。明けるのは最後だ。

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裏板上部の曲がり部分。ちょっと曲げすぎた。が、これは簡単に直せる。

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上部の作り方を変更する。この方が角度がしっかり出せて仕上げもしやすいと考えた。

オリジナルから形をとる。

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出来たのがこちら。

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カーブのある曲げ。金型を作って曲げる。

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上半分の左側面を作る。折り曲げて開いたすき間にくさび型の板を挟む。

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反り面のカーブ。オリジナルから採った曲面型を当てながら溶接していった。

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折角溶接して作った面をRを残して惜しげもなく切り取る。そこへさっき作ったパーツを溶接するのだ。

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次は側板を作る。

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板4

こんにちは。

 

続いて側板を作る。こういう滑らかな曲線の3次元部品は作りにくい。正確に寸法、形状が再現できないからだ。

オリジナルに合わせて曲面を決める。

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今のところ側面のカーブは合っている。

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しっかりクランプして曲面を合わせる。

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溶接開始。まずは仮止めだ。オリジナルに溶接されないようにフュージングガラス用の離型紙が間に挟んである。

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曲面が狂わないように点付けしていく。

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続いて裏板の下半分を作る。

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右側はガラリ穴を最初に明けてしまい、曲げができないことに気付いたため、左側の板を作り直した。工程の間違いをしたのだ。

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穴無し板の側を曲げた。穴有だとクランプが出来ずに曲げられない部分ができるのだ。

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配線穴の切り欠き部分を作る。そのための曲げ型を作る。大まかに切り取り、

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サンダーで仕上げる。

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切り欠きのある板で挟んでクランプ。

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鉄パイプを当てて叩き、少しずつ曲げていく。急に曲げると鉄板が切れる。

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真ん中のカーブの部分から曲げていく。

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曲げが完了。

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ざっとこんな感じになった。

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次は上半分をもう少し作り込んでいく。

ステンド三昧

こんにちは。

 

きょうは朝から晩までず~っとステンドグラスにかかわる日だった。

午前はステンド教室。午後からは体験のお客様が多く、一組を除いてみんなステンドグラスの体験だった。

こんな日も珍しい。

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みっちり閉館時間まで体験指導をした後はステンド教室の夜の部。

きょうは新入会員の生徒さんが二人入ってこられた。中2の男の子とそのお母さんだ。

ステンドグラスの基本であるガラスカットをみっちりお教えしたのでほぼお二人につきっきり。いつもよりハードな教室となった。

 

そんな中、二人の生徒さんが作品を完成させた。

一つはSGさんのちっちゃなランプ。ずいぶん長くかかっていたがようやくの完成だ。

点灯した時と消灯した時の表情の違いが面白い。これは点灯時。

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消灯時はフレークの入ったガラスの色が良く分かる。

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続いてはIGさんの大きいランプ。こちらは緑を基調にしたコーディネート。緑のフレークが入ったガラスと緑のリボンの組み合わせが爽やかだ。

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ストロボを焚くとアクセントの白が際立つ。

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最後はSBさんの大型ステンドランプ。きょうはブラックパティーナ仕上げをした。

次回は完成するだろう。

SBさんは大のステンドファンで、自宅でもやってくるので速い速い。多分これを一年足らずで製作した。

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きょうはこんな具合で朝から晩までステンド漬け。

 

もうきょうはステンドグラスは見たくないよ。(笑)

アパートクリーニング やり直しー浴室

こんにちは。

 

きょうで4日目だ。

真っ黒で汚かった浴室の目地を漂泊すること4回。上から貼ったラップを剥がす。

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ビフォー。

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アフター。完全に黒いの消えた。

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ビフォー。

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アフター。ちょっとだけ残ってる。

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入口の下は‥、

ビフォー。

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アフター。なんとなくうっすらになった。

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浴槽のすぐ上。

ビフォー。

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アフター。ここは完璧だ。

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そして一番酷かった洗い場の真ん中。

ビフォー。

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アフター。

まだ黒い部分が残っている。 が、明日が入居日。時間切れだ。これでヨシとする。

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シャワーホースの金具。完全に手抜きクリーニングだ。

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ちょっと磨けばこの通り。

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カランだって。水あかだらけ。

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スチールウールで磨けば‥、この通り。ただしスチールかすを良く流さないと錆赤の原因になる。

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この辺りは難しい作業ではないのだ。

手抜き業者にはもう頼まない。

 

カミさんによればクリーニングは女性作業員の方が丁寧で上手、なんだそうだ。

 

僕もそう思う。

アパートクリーニング やり直しーキッチン換気扇

こんにちは。

 

先日やってもらったプロのアパートクリーニング。どうも仕事が雑なようだ。

僕らがやっても骨の折れるキッチン換気扇。フードは綺麗にしてあったが、フードを取ってみると‥、

あっりゃ~‥、どうやら手付かずだ。

音の静かなシロッコファンだ。確かに風量の割には音が静かなので高級なマンションなどにはこのタイプが使われる。

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ただし、掃除は極めてやりにくい。羽根の間に溜った油汚れやホコリはそう簡単には取れない。

油とホコリの混ざった汚れはもう乾きかけた粘土状態。

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以前はこの油汚れを取るのにケルヒャースチームクリーナーを使ったり業務用強力油落とし洗剤を使ったり、はたまたシンナーに浸けてみたりといろいろ試してみたものの、どれもお金と時間ばかりかかってしまってイマイチ効果が薄い。中でもスチームクリーナーは全くの無力だった。

 

そこで前回から使用しているのがセスキ炭酸ソーダという薬剤。これを水溶液にして鍋に入れ、ファンを煮るのだ。

こってり汚れが綺麗に落ちるわけではないが、粘土状だった油は豆腐のようにふやけてブラシなどで容易に落とせるようになる。

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綺麗になったファン。これにはカミさんも感動だ。

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羽根内側の茶色は錆だ。このままで問題は無い。じきにオイルコートされる。(笑)

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長時間煮ると塗装が剥げることがあるが、これも問題ない。

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吸気口の裏にはタール状の油がびっしり。これをヘラでざっと取ってから煮る。

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これならヨシ。

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風路の曲線状板。初めは‥、 す、すごい。

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セスキ炭酸ソーダで半分煮た。ふやけてヘラで簡単に落ちる。

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きれいさっぱり落ちた。

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あとは現場で組み付けるだけ。

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プロにここまで求めてもムリか・・。

松の施肥

こんにちは。

 

前々から気になっていた松の施肥をした。

本当はもっと寒いうちに、例えば2月ごろとかに施肥をしておくと、春の成長期に肥料がよく効くのだが、きょうまで延び延びになってしまった。

 

芝庭に松は景観の組み合わせとしては誠に相性がいい。よく手入れされた芝は明るく開放的で、松の姿をひときわあでやかにする。

だけど実際は松にとっては芝は大迷惑なのだ。深く根を張る松に比べ、浅く地表数センチにびっしり根を張る芝は肥料などの養分や雨の水分を松より先に吸収してしまい、松が栄養不良になってしまうからだ。

だから松の根の周りはふつう芝を植えない。だけど放っておくと芝はどんどん伸びてやがて松の根元を覆うようになる。こうなると次第に松は弱っていき、葉の色が悪くなり、やがて枝枯れするようになる。

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松の施肥をする前に根元まで張った芝を切り取らなければならない。

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これが面倒で重労働なのでついつい先延ばしにしてしまうのだ。松の根の周りを円形に鎌で芝に切れ目を入れ、スコップで根ごと掘り返す。

根から土を落とし、芝は燃えるゴミに、余った土は燃えないゴミに出す。

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使うのは種かすと化成。種かすはゆっくり効き、化成は速く効く。

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疲れたのできょうは半分だけで終わる。種かすを撒いた上に化成をばらまく。明日、必ず続きができるとは限らないので半分だけでも施肥をしておくのだ。

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ショップの前の一本松の根元。ここには芝は無いが、スギナが多くてカミさんがこぼしている。

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「スギナは土が酸性になると増えるんだよ。」と亡くなった在所の母が言っていた。だから苦土石灰を撒いて土をアルカリ性にしてやる。

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広い庭は見晴れがするが、手入れは大変だ。来客があるので草だらけにしておくわけにはいかないのだ。

隠居の身なら日がらく庭仕事をしていればいいが、僕は生涯現役なので体の続く限りは仕事と庭いじりを両方こなさなくてはいけない。

 

いつまでつづくやら。(・・;)