館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

梅雨近し

こんにちは。

 

きょうは一日中優しい雨が降っていた。梅雨特有の降り方だ。

僕はこんな雨の日も好きだ。心が落ち着く。

 

隣りの田んぼの田植えを皮切りにその向こうも田植えが始まった。

水田の水面に雨の波紋が現れては消える。

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向こうの田んぼはまだ田植えをしておらず、見えるのは水面だけだ。一年に一度、この時期にしか見られない湖畔のような風景だ。

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これから秋に向かって稲はどんどん大きくなり、緑の絨毯が広がる。

 

家では雨に濡れたヤマボウシの花が、可憐な白を見せている。

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ヤマボウシの花は咲いたころよりもだんだんと花びらを大きくしている。ヤマボウシの花は桜と違って長く咲いているのでお客様の目を長い間楽しませてくれる。

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梅雨は鬱陶しいのであまり好きな季節ではないが、この時期にしっかり雨が降ってもらわないと夏の渇水が心配だ。

 

梅雨が終われば一年で一番苦手な猛暑の夏がやってくる。

墓じまい

こんにちは。

 

僕の住む町、西尾市富山町には町が管理する墓地がある。我が家の墓も先祖代々から受け継がれた墓で、外柵(墓の土台)の中に主となる墓石のほかに誰のか分からない小さな墓石が4基ある。

今回、墓地内の区画整理で一部墓を移動することになった。

これを機会に誰のか分からない墓を墓じまいし、一つにまとめようと思う。

 

富山町の墓は、お寺の中ではなく、町内の一角にある。宗派や旦那寺を問わないので誰でも墓地組合の承認が得られれば買うことができる。

 

さて、話は変わるが、僕の子供の頃は今と違い、墓地は田んぼのど真ん中にあって、火葬もここで行われた。

黒い木造の火葬小屋(村人はむしょどと呼んでいた)があって外は黒塗り、切妻の屋根は瓦ぶきで煙突があり、内部は厚い土壁で真っ黒にすすけていた。

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中央には深い長方形の穴があってその上に薪を並べ棺桶を置いたらしい。

僕は直接火葬の現場を見たことは無かったが、子供の頃は友達と興味で中を覗いたことがあった。

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今の墓地は明るく綺麗だが、昔の墓地は草木が生い茂り、近くには用水が流れていて、不気味なところだった。

大人の今はどうってことないが、子供の目には不気味で未知の世界が沢山あったのだ。

Dynacorn フルクォーターパネル修正 サイドマーカー

こんにちは。

 

マスタングには日本車にはあまり見られないサイドマーカーというものがある。

写真のタイヤ後ろ、四角い赤色の部分だ。車体の左右、前後に付いていて、夜間、車を横から見たときに車体の前後を視認する目的がある。

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こちらはダイナコーンのクォーターパネルのサイドマーカー穴。よく見ると四角の穴がプレスの四角の中心から上にずれている。

ダイナコーンクォーターパネルの修正は終わったと思っていたのに、このままサイドマーカーを取り付けるとパッキンがパネルにかからず、雨漏りする恐れがある。 これは修正しなくてはならない。

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一部塗装を剥がし、大きめの鉄板を幅ピッタリに作って合わせる。今回のようなわずかな継ぎ足しは大きめのパッチを当てて溶接後にカットする方が綺麗で簡単だ。

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クランプして溶接準備完了。

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溶接は肉盛りをしないTIG溶接。溶接は両端と真ん中の3ヶ所のみ。歪むと厄介だからだ。

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既定の幅にパッチをカットしたら、全体をハンダでコーティング。継ぎ目を隠す。

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ハンダ盛りをペーパーでフラットにしたら念のためアルミパテを塗る。

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これを研磨したら修正完了だ。

霊が見える

こんにちは。

 

これは昨夜の宴席での話だ。

マスタング仲間のUMさんによると、息子さんのお嫁さんが霊が見えるのだという。

UMさんのお父さんが亡くなられた後で葬儀を済ませてお父さんの家で皆で集っていると、突然玄関から亡くなったはずのお父さんが入ってきて目の前の椅子に座ったという。散歩から帰ってきたと言っているらしい。

もちろんUMさんにも息子さんにも姿は見えない。

でも嫁さんは「そこにいるでしょ?見えないの?」と言う。

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こんなことが何日か続いたが、49日を過ぎたころからぱったりと現れなくなったという。

 

だいたいこんな内容の話だったと思うのだが、興味深い話だ。なにぶんアルコールが入っていたので内容はうるおぼえだが。

だけどこの話、僕はこの嫁さんを少し羨ましく思った。霊が見えるなんて素敵だ。

 

僕は霊というものを信じないし、むろん霊感もない。

でも、もし霊というものがあるなら、僕は母の霊に会ってみたい。

ところが母ときたら霊はおろか、夢にすら出て来ない。

 

もし、霊と話すことができたなら少しは寂しさも和らぐだろうに。

友、遠方より来る マスタング仲間

こんにちは。

 

きのうは夜中まで倉庫の片づけ掃除をしていた。きょう友がやってくるからである。

 

友というのは同じマスタングのオーナーで、僕が今のマスタングを手に入れてから知り合った仲間だ。

一人は静岡県富士市のUMさん、もう一人は埼玉県所沢市のHNさんだ。皆大のマスタング好きなのでお互いの気持ちが良く分かる。だから部品を融通しあったり譲ってくれたりするかけがえのない友人だ。

 

キャンディーレッドのマッハ1は時々来てくれるUMさんのもので1971年製。この赤はオリジナルには無く、UMさん独自色。429CJの7リッターエンジンだ。

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一方、ブルーメタリックマッハ1はHNさんのマスタング。1973年製で351、つまり5.7リッターだ。このブルーはマスタングのオリジナル色。

以前は錆穴だらけのボロ車(失礼)だったがボデーをレストアしてもらい、今は新車のようにきれいになった。

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マッハ1は目立ちすぎる車だ。だからサービスエリアなどで駐車すると人だかりができてしまうそうで、きょうは一般のお客様の目に触れぬよう、倉庫の中での交流となったわけだ。

マスタング仲間が集えば何時間だって会話に詰まることは無い。あっという間に時がたつ。

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夕刻になったら市内の料理屋「花のれん」で会食。鮮魚の刺身やてんぷらなどに舌鼓を打つ。

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右の女性はUMさんの奥さん。お酒は飲めないそうだ。強そうに見えるけどね。

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歳を重ねてから生活に潤いを与えてくれるのは趣味を同じくする気の置けない友だ。

きょうは正月以上に楽しい一日だった。

隣りの田んぼ 田植え

こんにちは。

 

きょう、美術館隣りの田んぼでは田植えがあった。今年はいつもよりちょっと早いようだ。今年は雨が多く、高温であるからかもしれない。

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今は田植え機を使うので田植えはものの30分足らずで完了する。

これから夏、秋にかけて稲はどんどん大きくなり、風のある日に稲の絨毯に風紋が流れていく様を見るのは実にすがすがしい。

この気持ちよさ、住宅の密集した都市部の人には分かるまい。

 

田んぼをはじめとする緑は光合成二酸化炭素を取り込み、酸素を放出する。

地球温暖化対策でエコカー普及もいいけど、それよりもっと緑の保全に努めたらどうなのさ。

 

どうも日本の政治家は大企業寄りの経済対策ばかりしている。

折れそうな月 月齢1.6の月

こんにちは。

 

最近夜、月が無いなぁと思っていたら昼間出ていたのだ。

新月は月の無い夜のこと。新月の次の日の月を月齢1というが今夜の月は月齢1.6だそうだ。月の公転のタイミングで1.6になったのだ。

僕が時々ブログにアップする月は毎回月齢2で、夕暮れ時の母屋の屋根の上すれすれにあるが、きょうの月はさらに低い西隣さんの屋根の上あたりにあって、西の空の低い位置にある。

月の右上にあるのは宵の明星、金星だ。

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月はこれから同じ時間に観察すると、一日あたり腕を空に向けて伸ばしたこぶし1.5個分くらいの間隔で東の空に移動する。それを見るのも興味深いものなのだ。

 

折れそうな月。本当はもっと細い月を撮りたいのだけれど、未だに会ったことが無い。きっと夕暮れ時の地平線すれすれなのだろうな。

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僕が暇な人間なら、夕暮れ時はずっと空を眺めていたいのに。