館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

今年最後のステンド教室

こんにちは。

 

きょうは今年最後のステンド教室の日。夜の部では二人の生徒さんが作品を完成させた。

IGさんは、なんとか今年中に完成させたいと頑張っていたが、どうやらその目標を達成した。

この作品、かれこれ1年半くらいかかっている。ムリもない。規則的な曲線の細かい柄で、僕ら専門職でも正確に作るにはそれなりの覚悟がいる。

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彼女は丁寧にガラスピースの形を整え一つずつコツコツやってきた。その努力が実を結ぶ時が来たのだ。

照明を点けない時の作品はシックな落ち着いた色あいだ。

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灯りを入れると赤いガラスが引き立ち華やかさを演出する。持ち帰ったらご主人に自慢するそうだ。(笑)

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続いてYSさんはミニランプ。仕上がりはそこそこだが、作るスピードが速い。バリバリ作るという感じだ。

大きな作品ではないが、半年かかっていないんじゃなかろうか。

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ステンドランプとしてはかなり小さい部類に入るが、クリスマスにこんなのがテーブルにあったらムード満点だ。

薄い青ガラスから透けて見えるフィラメントのあかりが明治のガス灯を思わせる。

何とも懐かしさを感じさせる明かりでほっこりと癒される。

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美術館のポーチにもこんなステンドグラスを飾ろうかしら。

近所のはなし KATCHウェブサイト

こんにちは。

 

先日、取材に来ていたケーブルテレビKATCH (愛知県刈谷市) のウェブサイトに当館が紹介されました。

一口にウェブサイトの紹介と言っても、ちょっとした記事程度ではありません。

ある意味、テレビ番組にも匹敵する素晴らしい内容です。

それもそのはず、動画撮影はわざわざ東京から専門の撮影クルーを呼んでの収録で、さすがにセンスのいいカメラワークです。

さらに記事は外部委託したプロの女性ライターさん。

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 (KATCHサイトより)

 

テレビは放送されたその瞬間だけですが、ウェブサイトは見ようと思えばいつでも何度でも見ることができます。

こちらがそのURLです。ぜひご覧ください。


踏切遮断バー

こんにちは。

 

踏切遮断バーで時間がかかっている。

遮断バーは右勝手、左勝手合わせて20本要る。

きょうまでに18本作った。残るは2本。

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明日には20本揃って塗装に入る。塗装はミッチャクロンマルチ、黄色ラッカー、黒色ラッカーの順に塗る。

塗装が乾いたら組み立てて、ジオラマのベースに取り付ける。

 

まだまだだ。

お値段以上!フリーランプ

こんにちは。

 

西尾 街のふれあい教室の出品締め切りが明日までだ。

正直、毎回何を出品するかでとても悩む。体験コースで作るものと同じものやショップで販売するものではオリジナリティに欠ける。

その都度ふれあい教室専用のものを考えているのだ。

 

ちょっとマンネリ化してきた感のあるふれあい教室。

見晴れのしないものでは見向きもされない。さりとて値の張るものは敬遠される。手抜きをすれば見抜かれる。

 

カミさんと協議を重ねた結果、今回はステンドグラスのランプになった。

「別に珍しくもないじゃん。」なんて言わないで欲しい。

今回は白と透明ガラスを使ったモノトーンの八角ランプ。そこに少しだけ色ガラスをあしらった。大人の雰囲気なのだ。

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一番の特徴は縦横問わず自由に置けること。敢えてスタンドを設けず置き方は使う人に任せる、名付けて「フリーランプ」。

 

二つ目の特徴は光源にLEDを使用した。しかも「超高演色LED」を使っている。

通常の白色LEDはやや青味がかった冷たい色になるが、この超高演色LEDは少し温かみがあり、物の色を忠実に表現する、いわばステンドグラスの照明やミュージアムのアート照明に最適なLEDなのだ。

ACアダプター付きで4500円を予定している。

 

少々値は張るが、「お値段以上」なのだ。(笑)

1971 マスタングマッハ1 右クオーターパネルやり直し - 型取り

こんにちは。

 

右クオーターパネルを取り外し、レプロに交換するにあたってオリジナルの型紙を作っておく。

役に立つかどうか分からないが、レプロ取付け時に比較参考になるかもしれない。

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前回交換したのは下半分だけなので、上半分はオリジナルのままだ。

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一定間隔でライン型を採っていく。全部で6枚ほど作った。

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スポットを外していく。取り外したクオーターパネルは不要となるのでスポットカッターを使わずにベルトサンダーを使う。

スポットカッターを使うと外した相手側にカッターのセンター穴が残る。一方ベルトサンダーを使えば相手側にセンター穴は残らない。その代り取り外す側には大穴が明く。

だから再使用しない場合はベルトサンダーを使うといい。

上手に削っていくとスポットの丸い輪郭が現れるのでここでサンダーを止めればいい。

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必要以上に削ってしまわないように注意が必要だ。

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前回と同じようにクオーターパネル前部の下に切り込みを入れる。

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ドア側のリップは相手のクォーターポストに傷をつけないようにカッターを入れる。

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ホイールハウス側リップにも切り込みを入れる。

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下部を取り外す。

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ロッカーパネルの溶接部が現れた。

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次はここのリップを取り外す。

1971 マスタングマッハ1 右クオーターパネル交換やり直し

こんにちは。

 

取付けミスが判明した右クオーターパネル。勿論このままでも機能上何ら問題ないし、見た目も指摘されなければ分からないレベル。

これが他人の車なら「そこまで気にしなくていいんじゃないの?」と言って差し上げることだろう。

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だけど僕にとってこのクルマは丹精込めて仕上げるかけがえのない車になる。生涯手放さないであろう車だ。

それに二度とこいつをレストアすることなど無いだろう。そう考えたら僕の良くない心癖が首をもたげてきた。

このラインの不一致が我慢できないのだ。

 

決めた。

右クオーターパネルをやり直すことにした。

苦労したホイルハウスの溶接を外していく。

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プラグ溶接部をベルトサンダーで削って金属スパチュラ(ヘラ)で接続を絶つ。

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プロのレストア屋にも褒められたサイドの溶接。これで徒労に終わる。

 

情けない気持ちに襲われるがやると決めたのだ。

スタイルプラス放送日

こんにちは。

 

きょうはスタイルプラスの放送日。放送が終わった午後から客足が伸び始め、スフィアには一時長い行列ができた。

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「放送を見てすぐに来たのよ」と、笑顔で話しかけてくださるお客様が何組もいた。

 

僕も日曜の昼食時はスタイルプラスを見ながら食べるのだが、きょうはあまりゆっくりと観ていられなかった。人気番組だけあって反響が大きいようだ。

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あすは休館日。だけど、

浦口史帆さんとの約束を果たすため、明日からまたステンドジオラマの製作に励むつもりだ。^ ^