館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

国際ロマンス詐欺

こんにちは。

 

先日、新聞に「国際恋愛詐欺」なる記事があった。また、一昨日にはNHKのニュースナインでもこのことを取り上げていた。

何を隠そう、実は僕にも詐欺集団からメールが来ていた。去年の11月末のことだ。

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僕はFacebookのアカウントを持っていて、毎日友達の記事などをチェックしている。

そんなある時、アメリカ人女性から「友達リクエスト」が届いた。Roslyn 〇〇〇〇というアメリカ海軍の兵士でアフガニスタンでテロ掃討に携わっているということだった。

多分写真のこの人は実在する。かなり偉い人のようだ。

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古い友達をFacebookで検索しているうちに僕に当たったという。

僕がハンサムで素敵だったので (笑っちゃうでしょ) 友達リクエストをしたのだという。

 

自己紹介もかなり具体的でアメリカの〇〇市出身で結婚していて娘が一人。ご主人も海軍の軍人で一昨年に亡くなったそうだ。

今はアフガニスタンでテロ組織と戦っているという。

 

彼女は毎晩毎晩僕にFacebookのメッセージをよこした。

きょうは何した?とか、趣味は何?だとか。自分のことはあまり話さなかった。

 

初めのうちは丁寧に答えていたが、僕もだんだん面倒になり、

「美術館の経営が忙しいのであまり頻繁なやり取りはできません。」と英語で回答した。

 

SNS事情に詳しいYちゃんにこのやり取りを見てもらうと、

「戦地だから癒しを求めてるのかしらねぇ。」といぶかった。

「面倒だったら無視すればいいよ。それにしても戦地の軍人さんが毎晩毎晩チャットみたいにメールを送ってくるなんて暇なのかしら?」とYちゃん。

確かにその通りだ。おえらいさんになると暇なのか?

 

それでも2~3日放っておいたら「脈無し」と見たのか、向こうからのメッセージが途絶え、そのうち僕の友達リストからも消えていた。

逮捕されてからは送られてきたメッセージは全て削除されている。

 

 

このところ女性から友達リクエストがたびたび来る。

ちょっと前などものすごく可愛い女性から友達リクエストが来ていて、「僕みたいなおじさんに何の御用?」と尋ねたら、「ステキだったので友達リクエストしました。よかったらラインでもっとお話しませんか?」ときた。

モテ男ならこういうのに乗るんだろうけど、僕はモテ男ではないのでこんな甘い話はありえない。それに彼女の友達は男ばっかり800人。絶対ヘンだと思った。(笑)

 

Facebookの友達は僕は少しでいい。カミさんもいるし、毎日可愛いお客様がいっぱい来るのでちっとも寂しくなんかない。

 

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームの塗装剥がし

こんにちは。

 

クォーターフレームの上部は前回の下半分の交換時には手が入らず、十分な錆落としと防錆塗装ができなかった。

今回はクォーターパネルの全てを交換するのでクォーターフレームがすべてむき出しになり、この際徹底的な錆落としと防錆塗装をする。

そのために前回の塗装を剥がす。

前回塗った制震塗料(黒)は、主成分が恐らくブチルゴム。

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ディスクサンダーのワイヤーブラシで削るが、ゴムが熱で融けて下地に練りついて剥がれない。やっと剥がれた下地には錆が残っている。これでは万全な防錆は期待できない。

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ワイヤーサンダーでは埒が明かないのでホルツのペイントリムーバーを使う。

以前、うちのマスタングを見に来てくれた所沢のレストアラーが塗装に悪影響を及ぼす恐れがあるのでペイントリムーバーは絶対に使わないと言っていたが、僕は塗装剥がし後にサンドブラストをかけるので鉄板表面に残った薬剤は飛んでしまうはずだ。

 

ホイールハウスにペイントリムーバーをハケ塗りする。

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10~20分経つとご覧のように制震塗料およびPOR-15が膨れてくる。

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浮いた塗料をスクレーパーで剥がしていく。きれいに剥がれると気持ちいい。

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剥がれた塗装。グレーの部分は前回塗ったアルミパテだ。

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アルミパテペイントリムーバーに侵されにくい。

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今回はバッチリ丁寧に作業する。

踏切遮断機開閉機製作3

こんにちは。

 

このところずっと遮断機の開閉機を作っている。

先日までに切り終えた台座を段ボールに裏側にして貼った青いマスキングテープに並べて貼る。塗装をするためだ。両面テープなどに貼ろうものなら塗装後取り外すのに苦労することになる。

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コンクリートのグレー色に塗る。ついでに取り付けようの小ねじも塗装。

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塗装した台座に開閉機を接着する。右勝手と左勝手がある。

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取付け穴には皿モミがしてあって、小ビスの頭がなるべく出ないようにしてある。

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パーツが揃ったので次はジオラマベースに組み立てながら取り付けていく。

 

これからが本番だ。

新ホームページ公開中!

こんにちは。

 

ホームページをリニューアル、新ホームページを現在公開中です。実に18年ぶりの全面改装です。

今回は可愛らしいモデルさんを起用し、サイトの質をグッと高めました。トップページには美しいHD動画も取り入れています。

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さらにレスポンシブWebデザインという技術を使い、パソコンの大きな画面でもスマートホンの小さい画面でも自動的に最適の表示になるよう工夫されています。

製作はもちろんプロのウェブデザイナーさんです。ただし、僕も内容については相当細かく注文を付けましたので楽しく、素晴らしいサイトになったと自負しています。

 

まだ工事中のページも残っていますが、それも近々完成するでしょう。

 

ぜひ、パソコンとスマホの両方で見比べてみてください。

スマホでは動画は再生されません(重くなるため)が、美しい写真が楽しめます。

 

ホームページはこちらからどうぞ。

mikawakougei.com

スフィアのモニター

こんにちは。

 

彫刻鏡の部屋に続き、巨大万華鏡スフィアにもモニターを取り付ける。人の出入りをスムーズにし、渋滞緩和になればと考えるからだ。

スフィアの入口上に取り付けるため、木でマウントを作る。マウントはスフィアのクロスの色に近いライトグレーに塗る。

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テレビの背面に壁用取り付け金具を取り付ける。今回はテレビを彫刻鏡の部屋より一回り大きい32インチとし、メーカーも替えた。

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入口上に取り付けた。

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ところがここでまずいことが分かった。電源が落ちて復帰した時テレビの電源がOFFになってしまうのだ。

どういうことかと言うと、うちのミュージアムは15分以上動きが無いと電源が自動で落ちるようになっている。つまり、お客様がいない時は省エネのために自動で電源が落ち、再びお客様が来られた時はセンサーがお客様を感知して電源を入れる。

この時にテレビの電源も自動で入ってもらわないと困るのだ。ところが今回のテレビは電源が切れて待機状態になるのだ。

これではその都度電源を入れに行かなくてはならなくなる。これは想定外だった。

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一方の彫刻鏡の部屋はちゃんとテレビの電源が復帰と同時に入る。

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やれやれだ。

僕は急きょ彫刻鏡の部屋と同じブランド「ハイセンス」を注文し直した。

 

到着は土曜日の予定だ。

メ~テレの「ドデスカ!」

こんにちは。

 

きょうはメ~テレ(名古屋テレビ)の情報番組ドデスカの放送日です。

取材は今月10日でした。

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ディレクターのKさんから昨夜の11時半ごろに内容確認のメールが入りましたので、まだ編集の最中のようです。

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こういう仕事は期限が絶対なので大変だなぁと思います。きっと夜中までやるんでしょうね。

当館の出番は7時20分ころになるようです。

1971 マスタングマッハ1 パテで密閉はできない?

こんにちは。

 

この写真を見てなんだかわかる人はいないだろう。

これはクォーターパネルを取り外した後のホイールハウスの後ろ側だ。

ホイールハウスに貼りついているグレーの塊はエポキシパテだ。

ホイールハウスの後ろ側はマスタングの最も錆びやすい部分の一つで、ここが無傷のマスタングはほとんど無いだろう。

ここはクォーターパネルの内側が結露したり、トランクから入り込んだ雨水が溜まりやすく、ドレン穴はあるものの水はけが悪く錆で穴が明きやすい。

僕も前回、穴だらけだったこの部分を新品に交換し、錆びさせないために雨水が入らないよう密封するつもりでエポキシパテを充てんしたのだった。

ところが蓋を開けてみるとパテが奥まで行き渡らず、密封できていない様子が見て取れる。むしろこのすき間に水分が入り込んだらそれこそ錆の原因になる。

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パテによる完全密閉は不可能だと分かる。ではどうするか。

それぞれのパーツにあらかじめ十分な防錆処理と塗装で耐久性のある膜厚を確保すべきとの結論に至った。

そのうえでシールするならパテではなくシーラー塗りをした方がよさそうだ。