館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

電源喪失

こんにちは。

 

「ねぇ、エアコン切った?」

美術館終了後、いつものように1階教室で作業しているとカミさんがぽつりと言った。

そういえばちょっと寒いかな?

「いいや、切った覚えはないけど。」

スイッチパネルを見ると電源が切れている。そればかりかいつもなら電源を切っても現れている液晶表示が真っ白だ。

 

どうやら故障だ。

これまでにも教室のエコアイスは何度か故障し、そのたびに基板を交換したりコンプレッサーを交換するなどして使ってきた。

 

この冬一番寒いって日になんてこった。

仕方ない、隣の工房のエアコンで暖を取るとしよう。

 

ところが隣の部屋のスイッチパネルを見て愕然とした。すべてのパネルが真っ白だ。

なにも表示されていない。

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これはもしや・・、配電盤を開けてみる。

エアコンのブレーカーは全て「入」になっているのだが、動力の漏電ブレーカーが下がっている。

ブレーカーのレバーは全く動かない。

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ダメだ。これは素人の手には負えない。緊急にかかりつけの電気屋に電話をする、が、来てくれるのは翌朝だ。

たいていこういう故障は業者の来ない休日か夜に起こる。

 

仕方なく、ファンヒーターを持ち込んだ。

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広い教室をこのファンヒーター1台では温めきれない。しかも燃焼ガスがなんだか灯油臭い。

 

今夜は早めに切り上げるとするか。

NHK あさイチ 生放送!

こんにちは。

 

きょう、NHKの朝の情報番組「あさイチ」の生放送取材がありました。

ケーブルなどの配線準備は昨日のうちに済ませ、今日はセッティングです。

クルーは中継車、ロケバスなど3台を連ねてまだ暗い朝6時前には到着しました。

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今回は「おでかけLIVE」のコーナーで、レポーターを担当する俳優の藤原薫さんが館内を案内するというもの。

最初のリハーサルは7時から。僕も藤原さんとのトークがあるので一緒に回って全体の流れをつかみます。

 

二回目のリハーサルは8時。今度は東京のスタジオとつないで進行をします。

ディレクターさんがスタジオの近江アナウンサーと話しているのが漏れ聞こえる。

 

本番は9時20分から。僕は腰に送受信機と首元にマイクを付けられる。

今回は僕にはイヤホンが無い。ということはスタジオとのやり取りは無いということ。

残念 ! 博多華丸・大吉さんや近江アナウンサーと話がしたかった。

 

いざ、本番。不思議に緊張はあまりない。最近取材が続いて慣れもあるのかもしれない。

今回は録画を使わない、すべて生中継の番組だ。調子こいて余計なことを言わないよう自重する。(笑)

中継は8分間。自分では落ち着いてうまくできたと思う。

終了後、藤原薫君と記念撮影。

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中継が終わり、パラボラアンテナをたたむ中継車。

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お別れ際にクルーの皆さんと記念写真。NHKブラタモリを見ていても思うがクルーの数が多い。予算が潤沢なんだね。(笑)

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サインしてもらった色紙と一緒に飾るための写真を撮らせてもらった。

「うちのこと、忘れないでね。」と僕。

「忘れるものですか。」と薫君。

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楽しい取材でした。

大変だったけど・・。(笑)

エアコンの交換

こんにちは。

 

不調になるときは一緒だ。

エアコンを3台も交換することになった。

想えば長持ちしている。この家を建てたとき以来だからかれこれ27年になる。

3台とも天井埋め込み型の200ボルト仕様で、ミュージアムショップ用が2台。自宅リビングが1台だ。

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まだ壊れているわけではないのだが、これまでに基板を交換したこともある。

液晶表示部の液晶が漏れてしまって液晶パネルが真っ黒。だから冷房なのか暖房なのか、あるいは何度設定なのか見えなくなっているのだ。

 

今度交換するエアコンも天井埋め込み型の200ボルト。

以前のものに比べれば格段に省エネだ。

 

ところがこの業者さん、一日で作業を終えられず、「明日また来ます。」と言ってまだ明るいのに帰ってしまった。

ジョーダンじゃないよ。今夜、この冬一番の寒さになるっていうのにリビングの暖房無しかよ。

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一度に3台も交換となるとかなりの出費になって痛いが、美術館は古いエコアイスをまだ6台も使っているし、自宅のエアコンもそろそろ寿命だ。

 

毎年のように交換することになるだろうな。(-_-;)

ボディーコーティング 完了

こんにちは。

 

先日、施工依頼したボディーコーティング、カービューティープロが仕上がった。

予想通りというか、予想以上というか、新車のようにきれいになった。

 

息子の車で施工して非常に丁寧できれいな仕事だったのできれいになるとは確信していた。ただし息子の車は新車だったので当然という気持ちがあったが、10年以上前の洗車傷だらけだったインスパイアがここまできれいになれば大満足だ。

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洗車傷だらけだったボデーも・・、

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ピカピカの新車のよう。大きな傷が無かったのが幸いした。

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黒ずんだシートは・・、

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新品とはいかないにしても黒ずみが取れてすっきり。

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ドア内張も・・、

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気持ちよさそう。

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ガラスは当初から傷が全くないので新車のよう。いくらボデーがピカピカでもガラスに縦傷があったりすると年代を感じてしまう。

バイザーも曇っていたがつるつるに仕上げてある。

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以前乗っていたセイバーは僕が1か月ほどかけてピカピカに仕上げたけど、ここまでにはならなかった。さすがにProだ。

 

年式こそそこそこ古いが、走行距離3万キロ程度のインスパイアが車両代金わずか20万円。8万円出して新車のようになったのだから僕にはこれで十分。

 

車がきれいだと運転が丁寧で優しくなるからいつもきれいに保ったほうがいい。^ ^

大忙しの休館日

こんにちは。

 

きょうは休館日。だけど実にたくさんの仕事をした。

初めはスフィアのシーン個別動作のスイッチ配線。配線そのものはシーケンス屋さんがやってくれたが、僕はシーンの細かな説明と立ち合いをした。

その中でひとつ追加されたのがワープのシーン。要は流星だけのシーンなのだが、ビッグバンの後の暗闇に流星だけが流れるとすごく迫力のある映像になるのだ。

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こちらが個別シーンのスイッチ。各スイッチのON、OFFの組み合わせで10通り以上の設定ができるのだ。

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次に「光彩」の修理。「光彩」とはステンドグラスのランプで高原の湖を描いているのだが、ただのランプではなく、高原のシーンが昼→夕暮れ→夜→朝と、シーンが変わっていくのだ。

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今回の故障はそのシーケンスが止まってしまい、次のシーンに移行しないのだ。

故障個所はどうやらマイクロスイッチ。接点が焼き付いてしまっているようだ。

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これを新しいものに交換。動作試験は明日だ。

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続いてジオラマのデパート改良。エレベーターの動きがぎこちなく、途中で引っかかってしまうのだ。これを改良する。

 

固定ピンを抜き、

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エレベーターのガラスカバーを手前に引く。

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そのまま下にスライドさせれば上のピンが抜ける。

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エレベーターは隣のエレベーターと糸で連結されているのだが、左の巻き上げ機用糸と引っ張りのバランスが悪いと箱が傾いてガイドレールとこすれるため抵抗が増して引っかかってしまうことがある。

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これを解消するために二本の糸を真鍮線で結束してやることに。こうすることで引っ張り力がエレベーターの中心にかかるため傾かずにスムーズに上下できる。

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はずだ。(笑)

バリスタが必要!?

こんにちは。

 

どうやらバリスタが必要なようだ。

バリスタとは言ってもコーヒーメーカーのことではない。サージキラーと言われる電子部品のことだ。直径3ミリほどの小さな部品だ。

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あれから警報機LEDの切れる原因を必死で研究した。

インターネットで「LEDが切れる」「サージ電圧」といったキーワードで検索をかけた。

LEDが静電気やサージ電圧に弱いことは知っていたが、サージ電圧がどういうときに起きるのかはよく知らなかった。

 

今回の僕の設計した踏切警報機の点滅はLEDに流れる電流の向きを切り替えることで行っている。 その切り替えに小型リレーを使っているのだが、そのリレーが今回のトラブルに関係していると思われる。

知っての通り、リレーの中には電磁石、つまりコイルが使われている。このコイルは誘導性負荷と言って、スイッチを切ったときに逆起電力が働いて、通常電圧の何倍もの電圧が発生する。これをサージ電圧というのだ。

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僕の回路には図2のようなサージ電圧が発生していたと考えられるのだ。(図の場合はDC12Vでスイッチを切ったとき260Vもの電圧が生じている。)

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これにバリスタ、あるいはツェナーダイオードを並列接続するとサージ電圧を瞬時に遮断してくれるというもの。

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僕の踏切警報機のLED切れ原因が特定されたわけではないけれど、この可能性が大だと思われる。

 

現在、バリスタを取り寄せ中だ。

踏切警報機のLEDが切れる!

こんにちは。

 

困った問題が起きた。苦労して作った踏切警報機のLEDが切れてしまうのだ。

困ったというのは原因が分からないのだ。

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僕は電気の専門ではないので電気の知識は浅い。ただ、簡単な回路であるだけに何か僕の知りえない現象が起きているのではないか。

 

この警報機は小型に作るため、配線が1本しか通らない細いパイプを使っている。

そのためLEDの極性の向きを変えて、電流の流れ方向を切り替えることで交互に点滅させる設計だ。

市販のタイマーリレーを使ってミニチュアリレーを駆動し、電流の方向を切り替える仕組みだ。

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問題は警報機1本では正常に動作するのに、並列に2本目を接続すると2本目が数回点滅して切れるのだ。1本目は切れずに動作を続ける。

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僕は電気回路を平面的にしか考えられないのだが、もしかして3次元的な現象が起きているのかしら。例えばサージ電圧とか。

オシロスコープがあれば分かるかもしれないのだけれど。

 

どなたか解決法が分かる方がいらっしゃったらお知恵をお貸しください。