館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

美術館パーゴラの下地研磨

こんにちは。

 

きょうは朝からパーゴラの塗装準備。下地を整える。

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剥がれかけた旧塗膜はワイヤーブラシと研磨パッドを使って剥がす。浮き上がった塗膜はワイヤーブラシでこするだけでパラパラと剥がれる。

剥がれない塗膜は活膜と言ってしっかり密着している塗膜なので無理に剥がす必要はない。

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さらに上塗り塗料の密着を良くするために足付け(旧塗装面を研磨して細かい傷をつけること)する。ディスクサンダーや研磨パッドで塗装面をこする。

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さらに密着を良くするためにミッチャクロンマルチを吹き付ける。

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ミッチャクロンマルチは下地処理塗装の定番だ。塗装はスプレーガンによる吹き付け。

細かいところも塗装しやすいようにフレキシブルノズルを装着する。

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作業が終了したのが6時半。その時ちょうど雨が降り出した。

 

大丈夫。ミッチャクロンは20分乾燥させればいいのだ。

1971 マスタングマッハ1 右クォーター内ブラストボックス

こんにちは。

右クォーターの補強アームを外した今、奥まで錆取りするチャンスである。サンドブラストで錆取りをする。

サンドブラストをするには密閉された「箱」を作らなくてはならない。さもないと研磨材があたりにまき散らされて大変なことになるからだ。体にも良くない。

「箱」とは言っても密閉されていればいいのでビニールシートとポリカプラダンの端材で作る。

ポリカプラダンで簡単に骨組みを作り、それに透明ビニールシートをかぶせる要領だ。

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ありとあらゆる「穴」を塞がねばならない。とは言っても完全に塞ぐのは無理。どこかに抜け道があるものだ。

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ブラストはビニールシートのどこかにカッターで切り込みを作り、そこからブラスターのノズルを差し込んで行う。

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ビニールシートは初めは透明だが、ブラストを始めるとすぐに曇って見えなくなる。

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切り込み口から中を覗くようにしてブラストをするんだ。

美術館トイレとパーゴラ鉄骨の塗装

こんにちは。

 

雨で中断した美術館トイレの軒裏塗装。きょうは良く晴れたので続きを行った。

ただし、昨日と違ってきょうは強風。早くしないとマスカーが剥がれてくる。

そしてついに塗り終わった美術館トイレ。養生をすべて取り払って完成だ。

きれいになった!

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広げた塗装用具を片付け。めんどくさいがこれが大事。

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トイレの塗装は4時ごろ完了した。

続いて前々から気になっていた美術館パーゴラの鉄骨。塗装が風化して剥げている。

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前回塗ったのは10年ほど前。確か水性のサンドベージュだった。

下塗りの錆止め塗料はちゃんと密着している。水性は油性に比べると耐久性が劣る。

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この長期休館の機会にここも塗り替えよう。

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まずは旧塗膜の剥がし。ワイヤーブラシと研磨パッドでこする。それでも剥がれない活膜は残してよい。

この際とばかり息子をこき使うので疲れた息子は少々機嫌が悪い。それでも作業が始まると一所懸命やる。

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パーゴラの鉄骨すべてを塗り替えだ。

 

ちょっと飛ばしすぎかな?(笑)

美術館トイレの塗装と階段カーペット貼り

こんにちは。

 

昨日に引き続き美術館トイレの塗装を行う。

きょうは軒裏の塗装。

 

破風、軒先の黒に白ペンキが付かないようにまずはマスキング。

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使うのは油性つや消し白。よく攪拌してペイントうすめ液で5パーセントほど薄める。

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息子がコーナーの狭いところを筆塗りし、僕がローラーで全体を塗る。

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光沢があるが、乾燥するとつや消しになる。

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半分ほど塗り終えたところで雨が降ってきた。予報より早い。

軒裏は雨がかからないが、塗料を入れたバットに雨が入るので塗装を中止。残りは明日以降に延ばす。

 

塗装ができないので美術館階段の踊り場にタイルカーペットを貼ることに。タイルカーペットを貼るのは歩行音の低減と靴底の泥や小石を取るためだ。

まずは接着剤を塗る。

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隅っこはカーペットをスペースに合わせて正確にカットしながら貼っていく。

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貼り終えたのは夜の12時過ぎだった。外は暗い。

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休みが続くといろんなことが進む。^ ^

臨時休業を延長します

こんにちは。

 

皆様もすでにご承知のことと思いますが、5月4日に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業自粛要請の延長が内閣総理大臣から発表されました。

当館も休業を延長するかどうか1日検討しましたが、ここまで頑張って協力してきたのだから最後まで協力しよう、という結論に至りました。

従いまして5月末まで休業します。6月1日からの営業ということですが、1日が月曜の定休日ですので6月2日からの営業再開となります。

ただし、自粛緩和が発表されましたら早期の再開もあり得ます。その時はホームページでお知らせします。

 

今度こそ営業再開できますよう、皆さまもどうか今は外出を控え、コロナの感染拡大を止めるようご協力ください。

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さて、季節は以前と変わることなく移ろっています。

美術館庭ではアヤメが咲き始め、枯山水の池庭に彩を与えています。これが咲き始めると梅雨が近いことを感じさせます。

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松も肥料をどっさり与えたおかげで新芽がぐんぐん伸びてきています。

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パーゴラにあるヤマボウシ。小さな花をつけ始めました。この1日で一気に開花し始めたのです。

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花は今はまだ薄緑色で直径3センチほどですが、これから梅雨にかけてどんどん大きくなり、色は真っ白に直径は5、6センチほどになります。

それはそれは清楚な花です。^ ^

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営業を再開するころには庭の木花が皆さんを出迎えてくれることでしょう。

美術館トイレの塗装3 破風軒先塗装

こんにちは。

 

きょうは破風と軒先の塗装をする。

塗ったばかりの外壁を汚さないようにマスカーで養生する。

毎度感じることだけど、このマスカーで養生するのが大変だ。特に今日は風が強く、貼ったマスカーが剥がれてしまうことも。マスカーは意外に貼りにくい。風などでマスカーの粘着テープが薄いフィルム部分にに貼りつくと取れなくなり、もう使えない。

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塗膜が風化して剥がれ、下地の木目が見えている。

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軒先の右半分を塗ったところ。

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トイレの裏側は足場の脚立もぎりぎりの狭い幅しかない。

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きょうは真夏のような暑さ。ちょっと休憩だ。

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奇麗に塗りあがった破風。つや消し黒だ。

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軒先が真っ黒に塗られて外観が引き締まった。

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きょうはここまで。次は軒裏を白く塗る。

 

奇麗になったところでカミさんが植え込みをきれいにしようと言い出した。

カイズカイブキの枯れ枝を切り取り、布施で生えたはらんや雑草をきれいに刈り払う。

市の条例でこれらは家では焼却できないので小さく切って指定ごみ袋に詰める。

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ビフォーの写真が無いので比較のしようがないのだが、すっきりときれいになった。

草だらけにしておくとマムシが出るのでこれくらいきれいにしておかないとね。

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コロナによる長期休業も使い方次第で楽しく有意義なものになる。

きょうは皆で協力して作業をした。

 

楽しく、有意義な時間だ。

美術館トイレの塗装2 外壁

こんにちは。

 

昨日に引き続き美術館トイレの塗装を行う。

きょうは外壁。劣化した旧塗膜はチョーキングを起こして手で触ると白い粉が付いた。

そのまま塗っても密着不良が起きる可能性があるので昨日のうちに外壁シーラーを塗っておいた。

今回使用する塗料は油性。水性塗料よりも耐久性に優れるそうだ。

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色はオフホワイト。ミュージアムショップと同じサンドベージュにしたかったのだけれどホームセンターには在庫が無く、インターネット通販では発送が連休明けになるという。

仕方ないのでホームセンターにあったオフホワイト色を選んだ。

正直、この色もなかなかいい。遠目にはやや明るいもののサンドベージュとほとんど変わらない。ローラー刷毛はむらなくきれいに塗れる。

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仕上がった外壁。

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破風と軒先の黒が色あせて剥がれている。

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次は破風につや消し黒を塗る。