館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ステンドミニランプ

こんにちは。

 

火曜午前の生徒さんがステンドグラスのミニランプを完成させた。

前々から釣り鐘タイプのランプを作ってみたかったんだそうだ。

花びらのガラスは1色のみでまさにシンプル。そこに色ガラスジェムをところどころに配置して色合いを添えている。

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デザイン画などなく、全部本人の頭の中のイメージだけで作り上げた。

大小さまざまな大きさの花を作り、それを型の上に適当に並べていったものだ。

当然、隙間だらけだが、そこからキラキラと漏れる電球の明かりがとてもきらびやかで、ともすれば退屈になりがちな単色のシェードに華やかさを与えている。

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下面は不揃いで、それが作品に変化を与えて可愛らしさとエレガントな雰囲気を醸している。

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僕はこの作品、とってもいいと思っている。

これってずるくない?

こんにちは。

 

僕は賭け事は一切しないが唯一ジャンボ宝くじは何十年も買い続けている。

だいたい末等(7等)かよくても6等どまりである。

大した金額ではないので思い出したころに換金に行く。

 

ところがだ。今回、ドリームジャンボ宝くじを支払い期限ぎりぎりにいつもの換金窓口に行くと、

「申し訳ありませんがコロナの影響でシステムが停止しておりまして換金できません。」

と言われた。換金にはみずほ銀行に直接行くしかないとも言われた。

一番近いみずほ銀行岡崎市にある。ここから下道で50分ほどかかる。

 

その日は時間も遅く、わざわざ岡崎まで行くのはためらわれた。

 

そしてシステムが再開したきょう、いつもの宝くじ売り場に換金に行った。

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「残念ですが、こちらの宝くじは支払い期限を過ぎているため換金できません。」

と言われた。

「でも、期日前に換金に行ったらシステム停止で支払いできないと言われたんですよ。」

みずほ銀行まで行っていただくしかなかったですね。」と、窓口のおねえさん。

 

コロナの自粛で例外的にシステム停止で換金できなかったのならそれもやむを得ないとは思うが、だったら免許の更新や納税期限と同じように特例で延ばすべきじゃないの?

自社都合で停止したのに期限は厳格に守るんかい。

 

売り場のお姉さんに責任はないので何も言わずに帰ったが、みずほさん、これってずるくね?

 

どうせ当たらないし、宝くじはもうやめだ。

仲良し4羽烏

こんにちは。

 

このところ仲のよさそうなカラスが4羽やってくる。

美術館トイレの屋根で遊んだり、芝山で何かをついばんだり。

ぴょこぴょこする姿がおかしいのでついつい見てしまう。

 

きょうは日陰になった田んぼの畔で4羽整列して涼んでいる(ように見えた)。カミさんがスマホのカメラを向けるとあちこち歩きだした。

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親子なのか仲間なのかはよー分からないが、楽しげだ。

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烏というとゴミや畑を荒らしたりとあまり良いイメージはないが、田んぼで遊んでいる姿を見る限りは可愛い。

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烏はとても頭がいいと聞く。

人に見られるのがイヤだと見えて、カミさんがずっと見ているとどこかへ飛び去った。

ジオラマ民家 プチ内装

こんにちは。

 

昨日、照明の豆電球をLEDに交換した民家23番。

観客に近いところに配置するのでちょっとだけ内装を施すことにした。

と言ってもカーペットを敷き、テーブルと壁、人物を配置するだけのシンプルなもの。凝った作りにしても外からはあまり見えないのでこれくらいにしたのだ。

カップルが一杯やっているところ。

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建物をかぶせると型板ガラスなので誰かがいる雰囲気がするだけ。でも、この程度がよい。観客の想像力を掻き立てることが大事なのだ。

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遠目にも誰かいる感じはする。

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この民家はこれで完成としよう。^ ^

ジオラマ民家 LED化

こんにちは。

 

多分、一番初期に作ったジオラマの民家の照明をLEDに換える。

この頃はジオラマを作ろうなんて思ってもいなかったから内部の造作など考えもしなかった。

木の角材で作った電球ホルダーを取り外し、真鍮線でホルダーを作る。

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真鍮は配線を兼ねていて、1ミリ厚のアクリル板に取り付けた。ショートを避けるためだ。

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使ったのはチップLED。家が小さいので明るすぎないように小さめのLEDを使う。

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周りが明るいのでわかりにくいがこれでも十分明るい。

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この際建物内部も少し造作しようかしら。

1971 マスタングマッハ1 右クォーター内亀裂補強

こんにちは。

 

前回修復した右クォーター内クラック。溶接でつなげたが、さらに補強するべく補強板を溶接する。

補強板は1ミリ厚の鉄板をL字型に曲げ、ジンクを塗装したもの。これを亀裂の裏側に溶接する。

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溶接法はスポット溶接。適当なチップが無いので銅棒を削って自作する。

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狭い場所の溶接なのでチップは小さなものを作る。

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チップをアームに取り付ける。

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スポットガンがうっかりクォーター内に触れてショート、溶け落ちないように絶縁のゴム板を貼る。

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クランプで先ほどの補強板を裏側に留める。紙テープはクランプするまでの仮止めだ。溶接時にはもちろん外す。

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溶接する。

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複数個所溶接。

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裏側。

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錆止めのジンクを吹く。

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もちろん裏も。

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あとはシーラーを塗っておく。

 

ここまでやれば完璧だ。

タイムトンネル万華鏡

こんにちは。

 

タイムトンネルという映画があった。

いまからおよそ50年ほど前のアメリカのSFテレビ映画で、たしかアリゾナ砂漠の地下深くに建設されたタイムマシンで、人間を過去にも未来にも送り出せる巨大な機械。それが未完成のままドラマが始まる。

少年の僕は夢中で観たものだ。

 

そのタイムトンネルをイメージした作品にタイムトンネル万華鏡がある。

円筒状の鏡に映る模様は三角の鏡と違い、独特な柄になる。

 

そのタイムトンネル万華鏡、のぞき窓が三つあって、それぞれに見え方が違う作りになっている。

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本来、展示台の上に動かないように固定されていたのだが、お客様が動かそうとするうちに本体が回るようになってしまった。

そのため電線コードがねじねじになってしまった。

このままでは危険だ。

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銅線がショートして火花が出かねない。

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そこで展示台から外して独立した脚を作ることにした。

丸く切ったランバーコアの表面にパテを塗り、サンダーで木目が消えるまで磨き上げる。

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プラサフを吹く。

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乾燥したら再び磨いて上塗りする。