館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

マスタング レストア

1971 マスタングマッハ1 クォーターパネル修正 ウインドウ下

こんにちは。 ダイナコーンのフルクォーターパネルは他のレプロに比べると非常に良く出来たパネルだ。これは間違いない。 だけどこのままで取り付くほど甘いものでもない。 可能な限りオリジナル通りになるよう、修正を行う。まず、クォーターウインドウの下…

1971 マスタングマッハ1 クォーターパネルルーフ接続部取り外し

こんにちは。 三日連続のレストア記事である。 クォーターパネルのルーフ接続部はフレームとルーフの間に挟まれていて手で引っ張ったくらいじゃ抜けない。 そこで接続部に鉄板を曲げたかぎの手を溶接する。これはリヤ側。 こちらはフロント側。 かぎの手を板…

1971 マスタングマッハ1 クォーターパネルルーフ接続部

こんにちは。 溶接部分の長さをできるだけ少なくするために僕は真剣に考え抜いた。 そして考えついたのがルーフとクォーターパネルをラックピニオンギヤのラックのように山と谷の歯型にカットする。 そしてルーフとクォーターパネルの山と谷を合わせて横にず…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の取付け

こんにちは。 リヤウインドウビーム継ぎ手の溶接を行う。 この写真は溶接部分を下から見上げたところだ。クォーターパネルの接続部分が奥のビームと今回溶接した継ぎ手との間に挟み込んである。(中央上の黒い部分) まだ固定していない。レプロのクォーターパ…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の取付け準備2

こんにちは。 リヤウインドウビーム継ぎ手の修復が完了したところで、いざ取付けといきたいところだが、オリジナルはリヤウインドウビームとリヤウインドウビーム継ぎ手の間にクォーターパネルの接続部分が挟まっていて一緒にスポット溶接されている。 後か…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の取付け準備

こんにちは。 継ぎ手の修復が完了したのでリヤウインドウビームとクォーターフレームに取り付ける準備をする。 この写真はトランクの内側下から上を見上げたところ。クォーターフレームのグレーの部分は錆止め塗料「スポットジンク」を塗布したところ。黒い…

自動溶接遮光面の電池交換

こんにちは。 前々から電池切れになっていた自動溶接遮光面の電池交換をした。 この遮光面、モ〇タローブランドで1万3千円もするのに電池が交換できずに寿命は2年とされている。電池さえ交換すればまだまだ使えるのにもったいない話だ。 そこで壊れるかも…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の修復2

こんにちは。 形状の修復が終わり、継ぎ手全体をサンドブラストする。塗料の密着をよくするためだ。 スポット溶接を外した穴にはマスキングシートを貼って塗料が付かないようにする。 プラグ溶接がしやすくするためだ。 錆によるクレーターがある。ここはア…

インチサイズのソケットレンチセット

こんにちは。 ソケットレンチのセットがようやく届いた。インターネットで注文してから20日が経っていた。 マスタング用の工具は全てインチサイズで、残念ながら地元のホームセンターではどこにも置いていなかった。 一月ほど前のことだが、ドアの位置調整…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の修復1

こんにちは。 リヤウインドウビーム継ぎ手を外した部分を下から見たところ。 別の角度から見たところ。左右のクォーターフレームが完全に分断されてしまったため、寸法が狂わないようにアングル材で左右フレームを固定している。 リヤウインドウビームを上か…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の取り外し

こんにちは。 やっとか目のレストア記事です。 クォーターパネルの交換が厄介なのは周りの部材と複雑に組み合わされているため、クォーターパネルだけを取り外すということができないからだ。 例えばルーフ(天井)はクォーターパネルの上に被さるように溶接さ…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビームの錆落とし2

こんにちは。 さて、いよいよ錆取りだ。ビームの下側はこんなふうに錆びている。ある程度はワイヤーサンダーで落とすことは可能だが、プレスでデコボコした面の完全な錆取りは不可能に近い。 ビームの上側。右半分は塗装とシリコンを剥がしたが、左側は塗装…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビームの錆落とし1

こんにちは。 リヤウインドウビーム、つまりリヤガラスの下、左右のクォーターパネルをつなぐ梁の部分。ここを錆取りしようというのだ。 たいしてひどい錆という訳ではないが、ここまでこだわってやってきた以上、ビームの錆取りをしないわけにはいかない。 …

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復10+1

こんにちは。 前回の " 10 " までにデッキショルダーの修復は完了した。 では、どれくらいの範囲で修復したのかというのがこちらの写真だ。 旧円形の出っ張り部分は紛失したようで実際の交換部分はもう少し多い。 つまり、U溝の下半分付近以外はほとんどパッ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復10

こんにちは。 前回までにデッキショルダーの上部パーツを作ってきた。今回、それをオリジナルに取り付ける。 まず、オリジナルと形状を正確に合わせるために木型を作った。 ここにオリジナルの形状を写し取る。 上から見る。 木型に厚紙が貼ってあるが、これ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復9

こんにちは。 デッキショルダー上部の複雑な形状の続きだ。 今度は逆方向へ折り曲げる。ソフトハンマーで直接叩けない狭い範囲の曲げなので、小さなハンマーを当てて丁寧に曲げていく。 出来上がった上部パーツ。あとは細かい調整を行うのみだ。 次に下部接…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復8

こんにちは。 デッキショルダーの上部修復は一旦外さないと修復できないレベルだ。溶接を丁寧に外していく。 トランクのウエザーストリップ(防水ゴム)の溝が腐食が酷い。 溝の裏側。 外したデッキショルダー。上部を除いておおかた修復出来ている。 上から見…

1971 マスタングマッハ1 クルマの黄金期を駆け抜けた車たち

こんにちは。 ここのところ自動車業界は激動している。 フランスが近い将来ガソリン車の製造販売を禁止するという発表を皮切りに、欧州車メーカーは〇〇年以降すべて電気自動車にする、と言い出した。 中国までもガソリン車の製造販売を禁止する意向を示して…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復7

こんにちは。 丸型出っ張り部のパッチ取付けが完了したら、そのすぐ右隣りのテールライトパネルとのジョイント部を修復する。 ここも痛みの酷い部分だ。溶接しやすい部位でカットする。 オリジナルを取り外す。 以前作っておいたV字のへこみのあるパッチを…

ボルト一本に至るまで

こんにちは。 レストアをしていて意外に困るのがボルトの管理だ。数えきれないくらい種類があって、しかもレストアは作業のスパンが長いので長期間外したままにすることが多い。 僕はズボラな性格なので最初は覚えているが、本数が増え、時間が経つにつれど…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復6

こんにちは。 前回に引き続きデッキショルダーの修復を行う。 以前製作した丸型出っ張り部パッチ。 オリジナルに当てて、どう取り付けるか思案する。ウエザーストリップ取付け用溝と出っ張りが近く、溶接した後にサンダーが非常にやりにくいことから下半分だ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復5

こんにちは。 ちょっと間が空いてしまった。実は忙しくて夜時間の無いときはなかなかレストア記事は書いていられないのだ。 レストアの記事はそれほど時間を食う。 さて、「修復1」でショルダーの壁部分を作り始めた。8月14日の記事だ。 壁を切り取る前…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復4

こんにちは。 前回からちょっと飛んでしまったがデッキショルダーの修復を続ける。 丸い出っ張りの修復のため、新たに型を作る。前回はコンクリートで作ったがいとも簡単に割れてしまったので今回は材料を変える。 今回使うのは「ジーナスGM8300」というエポ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウフェルト2

こんにちは。 レプロのクォーターウインドウフェルトは金具の位置がオリジナルと違っていてそのままでは使えない。 今回はその金具の付け替えに挑戦だ。 まず、金具を取り外すためにプライヤーの先端を細く鷹のくちばしのようにかぎ状に削った工具を作る。 …

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウフェルト1

こんにちは。 きょうは臨時でクォーターウインドウのウエザーストリップ、米国ではフェルトと言っているが、このお話をしよう。 この「フェルト」とはウインドウガラスが開閉するときにガラスに傷が付かないようにボデー側の下についている、ゴムの表面にビ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復3

こんにちは。 円形出っ張りの型作りはちょっと置いておいて、今回はウエザーストリップの溝部にあるへこみの型を作る。 これが前回ご指摘いただいた溝に入った雨水を排出するための溝だろう。 左側はその溝が崩れているため右の溝で型を取る。 左側に当てて…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復2

こんにちは。 デッキショルダーの出っ張りの型を取る。 この出っ張り、ウエザーストリップに侵入した雨水の逃げ道だというご指摘を頂いたが、ちょっと違う気がするのだ。 型を取るにあたってセメントが鉄板にくっつかないようにメタルラップスプレーを吹きか…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復1

こんにちは。 左クォーターパネルを外すとトランクの横の壁、デッキショルダー(正式名称は知りません)に腐食の穴が多数あることが判明。これを修復する。 いつも感じることだが錆は鉄板同士の合わせ面に発生することが多い。上部の腐食はクォーターパネルの…

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームEX2

こんにちは。 ちょっと間が空いてしまったがクォーターフレームEX(エクステンション)の続きだ。 取り外したEXはこんな状態。酷い錆、とまではいかないものの結構錆が進行していた。 特に鉄板同士の合わせ面が酷い。やはり合わせ面に湿気がこもり、合わせ…

1971 マスタングマッハ1 デッキリッドヒンジの取り外し2

こんにちは。 デッキリッドヒンジのトーションバーバネが外れた。あとはヒンジ本体を外すだけである。 ボルトで取り付けられているようなのだが‥、ボルトを緩めてもヒンジは動かない。 どうやら溶接されているようである。どうしてボルト締めなどしてあるの…