館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

マスタング レストア

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復9

こんにちは。 デッキショルダー上部の複雑な形状の続きだ。 今度は逆方向へ折り曲げる。ソフトハンマーで直接叩けない狭い範囲の曲げなので、小さなハンマーを当てて丁寧に曲げていく。 出来上がった上部パーツ。あとは細かい調整を行うのみだ。 次に下部接…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復8

こんにちは。 デッキショルダーの上部修復は一旦外さないと修復できないレベルだ。溶接を丁寧に外していく。 トランクのウエザーストリップ(防水ゴム)の溝が腐食が酷い。 溝の裏側。 外したデッキショルダー。上部を除いておおかた修復出来ている。 上から見…

1971 マスタングマッハ1 クルマの黄金期を駆け抜けた車たち

こんにちは。 ここのところ自動車業界は激動している。 フランスが近い将来ガソリン車の製造販売を禁止するという発表を皮切りに、欧州車メーカーは〇〇年以降すべて電気自動車にする、と言い出した。 中国までもガソリン車の製造販売を禁止する意向を示して…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復7

こんにちは。 丸型出っ張り部のパッチ取付けが完了したら、そのすぐ右隣りのテールライトパネルとのジョイント部を修復する。 ここも痛みの酷い部分だ。溶接しやすい部位でカットする。 オリジナルを取り外す。 以前作っておいたV字のへこみのあるパッチを…

ボルト一本に至るまで

こんにちは。 レストアをしていて意外に困るのがボルトの管理だ。数えきれないくらい種類があって、しかもレストアは作業のスパンが長いので長期間外したままにすることが多い。 僕はズボラな性格なので最初は覚えているが、本数が増え、時間が経つにつれど…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復6

こんにちは。 前回に引き続きデッキショルダーの修復を行う。 以前製作した丸型出っ張り部パッチ。 オリジナルに当てて、どう取り付けるか思案する。ウエザーストリップ取付け用溝と出っ張りが近く、溶接した後にサンダーが非常にやりにくいことから下半分だ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復5

こんにちは。 ちょっと間が空いてしまった。実は忙しくて夜時間の無いときはなかなかレストア記事は書いていられないのだ。 レストアの記事はそれほど時間を食う。 さて、「修復1」でショルダーの壁部分を作り始めた。8月14日の記事だ。 壁を切り取る前…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復4

こんにちは。 前回からちょっと飛んでしまったがデッキショルダーの修復を続ける。 丸い出っ張りの修復のため、新たに型を作る。前回はコンクリートで作ったがいとも簡単に割れてしまったので今回は材料を変える。 今回使うのは「ジーナスGM8300」というエポ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウフェルト2

こんにちは。 レプロのクォーターウインドウフェルトは金具の位置がオリジナルと違っていてそのままでは使えない。 今回はその金具の付け替えに挑戦だ。 まず、金具を取り外すためにプライヤーの先端を細く鷹のくちばしのようにかぎ状に削った工具を作る。 …

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウフェルト1

こんにちは。 きょうは臨時でクォーターウインドウのウエザーストリップ、米国ではフェルトと言っているが、このお話をしよう。 この「フェルト」とはウインドウガラスが開閉するときにガラスに傷が付かないようにボデー側の下についている、ゴムの表面にビ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復3

こんにちは。 円形出っ張りの型作りはちょっと置いておいて、今回はウエザーストリップの溝部にあるへこみの型を作る。 これが前回ご指摘いただいた溝に入った雨水を排出するための溝だろう。 左側はその溝が崩れているため右の溝で型を取る。 左側に当てて…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復2

こんにちは。 デッキショルダーの出っ張りの型を取る。 この出っ張り、ウエザーストリップに侵入した雨水の逃げ道だというご指摘を頂いたが、ちょっと違う気がするのだ。 型を取るにあたってセメントが鉄板にくっつかないようにメタルラップスプレーを吹きか…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復1

こんにちは。 左クォーターパネルを外すとトランクの横の壁、デッキショルダー(正式名称は知りません)に腐食の穴が多数あることが判明。これを修復する。 いつも感じることだが錆は鉄板同士の合わせ面に発生することが多い。上部の腐食はクォーターパネルの…

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームEX2

こんにちは。 ちょっと間が空いてしまったがクォーターフレームEX(エクステンション)の続きだ。 取り外したEXはこんな状態。酷い錆、とまではいかないものの結構錆が進行していた。 特に鉄板同士の合わせ面が酷い。やはり合わせ面に湿気がこもり、合わせ…

1971 マスタングマッハ1 デッキリッドヒンジの取り外し2

こんにちは。 デッキリッドヒンジのトーションバーバネが外れた。あとはヒンジ本体を外すだけである。 ボルトで取り付けられているようなのだが‥、ボルトを緩めてもヒンジは動かない。 どうやら溶接されているようである。どうしてボルト締めなどしてあるの…

1971 マスタングマッハ1 デッキリッドヒンジの取り外し1

こんにちは。 左クォーターパネルの交換をしようとしてオリジナルクォーターパネルを外したら、あちこち酷いことになっていて、ここまでにクォーターポストやインナーフレームの修復をしてきた。 これから左インナーフレームとバックウインドウビームの修復…

厚塗りパテ 何だこりゃ! その後

こんにちは。 ソフト99の「厚塗りパテ」が硬化しなかったせいで仕上げパテを結局やり直すことに。 おかげでまる二日を無駄にした。 細かなくぼみを埋める仕上げパテは1回目パテ作業と同じ染めQの「アルミパテ」。 繊維が入っていて強力なパテらしいのだが…

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームEX1

こんにちは。 左クォーターパネルを外した時にクォーターフレーム・エクステンション(EX)、正しい名称は知らないが、クォーターの斜め部分の後に続く、テールパネルとの継ぎ手のようなパーツが接続されていないのが分かった。 本来、右のパーツと左のパー…

厚塗りパテ 何だこりゃ!

こんにちは。 以前補修した左クォーターポスト、他のことをあれこれやっているうちにうっすらと錆が現れ始めた。 いかん! レストアは長丁場になるので次の塗装と一緒に‥、などと悠長に構えていると、せっかく綺麗になった板金がたちまち錆だらけになってし…

溶接部の錆止め塗装

こんにちは。 毎日毎日、ジオラマ製作に精を出しているのだけれど、なかなか進展しない。似たような記事になってしまうのでついついレストアの記事になってしまう。 溶接部が錆びやすくなるというのは本当のようだ。熱で鉄の表面の塗料被膜が燃えてしまい、…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復4

こんにちは。 斜め部分の補修続きだ。鉄板の突合せ部のシーム溶接が終わったので本体にプラグ溶接する。 オリジナル形状を正確に再現できた。 そのパッチの上隣りがクレーターと錆穴になっている。 このままにしておく手はない。 折れ曲がりは3次曲線だ。 …

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復3

こんにちは。 サンドブラストで錆除去した面には僕は必ず「必殺錆封じ」を塗布する。 一見きれいに取れたように見えても錆の根っこが残っている可能性大だからだ。 斜め部分の切り取ったところはマスキングして錆封じが付かないようにした。溶接するからであ…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復2

こんにちは。 前回、切り取ったインナーフレームの斜め部分のパッチを作った。形状は単純なようだが折れ線が平行でないなど、作るのに注意が必要だった。 とは言え、クォーターポスト表板に比べればはるかに易しい。 普通だったらここから溶接に入るのだけれ…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復1

こんにちは。 クォーターポスト修復が終わり、クォーターフレーム(正しい名称かどうかわかりません)の修復に入る。 左クォーターパネルを外した時にどうしてこんな上の方が錆びるのだろうと不思議に思った。 リヤガラスのウエザーストリップから雨水が入るの…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト裏板取付け

こんにちは。 クォーターポスト表板の取付けが完了したら裏板を取り付ける。 その前に裏板の防錆塗装だ。生鉄板の上に「必殺錆封じ」を薄く塗装、乾燥時間を長めに取ってパワー防錆を塗装した。 表板とのプラグ溶接予定ヶ所には円形のマスキングシートを貼っ…

サンドブラスト クイックブラスターを作る2

こんにちは。 きょうもクイックブラスターの続きを作る。 クイックブラスターなどと平然と書いているが、これは僕が勝手に作った名前で商品名じゃない。 簡単に素早くブラストできるという意味合いで付けた名前だ。 アクリルパイプのもう一方の端には対象物…

サンドブラスト クイックブラスターを作る1

こんにちは。 自動車のレストアに当たって錆取りは不可避な作業だ。満足に錆取りもしないで塗装だけするのはレストアとは言わない。 その錆取り、最も重要な作業であるが、非常に面倒な作業でもある。 サンドブラストは錆取り法の中で最も有効な手法なのだが…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板取付け2

こんにちは。 ロケーターを取り付けたままでは溶接ができないため、外した状態でタック溶接を続ける。寸法に狂いが無いか時々ロケーターで確認しながらの作業である。 裏側を常にチェック、溶け込み不良が無いか確認する。鉄板同士の突合せの線が残っている…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板取付け1

こんにちは。 クォーター内部の防錆塗装が済んだのでいよいよクォーターポスト表板の溶接取付けにかかる。 新しく作った表板は予め防錆塗装をしておいた。強度アップのため、オリジナルよりも厚い1.2ミリ板を使って重量は644グラム。 一方、腐食でペラ…

1971 マスタングマッハ1 フロア裏防錆塗装

こんにちは。 きょうはフロア裏の防錆塗装をした。きょうで2回目だ。 1回目は昨日だった。きのうの話からしよう。 塗装は時間の制約を受けるが、この「必殺錆封じ」は特にそうだ。 乾燥が不十分だと上塗りの密着が悪くなったり、エポキシの上塗りでは発泡…

1971 マスタングマッハ1 フロア裏錆封じ

こんにちは。 仕事が終わって昨日の続きの錆取りをしようと思ったら‥、 昨日磨いた筈の鉄板表面がうっすらと赤い。よくよく見ると‥、 「げ~っ!もう錆びてる。」 しっかり取ったつもりだったが、やはり錆の根は残っていた。きのうの労働と筋肉痛は何だった…

1971 マスタングマッハ1 フロア裏錆取り

こんにちは。 きょうはクォーターパネルの作業を中断してフロア裏のサンダー磨きを行った。明日も続けるつもりだ。 2014年にフロアパンを交換した時、フロアパン裏を塗装剥がし、錆除去を行ったがその後もろもろの作業に追われて2年ほどほったらかしにして…

1971 マスタングマッハ1 クォーター内防錆塗装

こんにちは。 錆取りをしたら錆防止塗装はできるだけ早い方がいい。その後の溶接作業などで二度手間三度手間になることは多々あるが、やむを得ない。 取りあえず塗った方が良い。 最初に塗るのは染めQの「必殺錆封じ」だ。この錆防止剤はシャビシャビの液体…

1971 マスタングマッハ1 クォーター内錆取りブラスト

こんにちは。 クォーターポスト表板を取り付ける前に、クォーターパネル内の錆をサンドブラストで取り除くことにした。 ディスクサンダーでは完全に取れないからである。 クォーターシェルにプラダンを使って密閉箱を作り、排気ダクトを取り付けた。 所々に…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板8 フランジ部溶接

こんにちは。 4日連続のレストア記事になってしまいました。 大丈夫。ちゃんと仕事はしているよ。(笑) 表板とは別工程で、側面とフランジ部を作る。そのために曲げ型を作った。 曲げ型に当てながら側面とフランジを成形する。 出来上がった側板と表板をオリ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板7 型取り

こんにちは。 表板を取付け前にやっておかねばならないことがあった。オリジナルの型取りである。 オリジナルの位置、寸法を失うとえらいことになるからだ。 CTのように断面形状を写し取る。 それを一定間隔でベースに固定していく。 ボール紙では弱いので…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板6 曲げ

こんにちは。 専用の押さえ金を作り、ワークを曲げ金型に取付けCクランプでガチガチに固定する。 ソフトハンマーで叩いて少しずつ型に沿わせていく。 こんな感じに曲げられた。 オリジナルに当ててみる。上の部分の角度が合わない。 クランプして強引に合わ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板5 曲げ金型

こんにちは。 今回はクォーターポスト表板の反対側の曲げ金型を作る。 友人の鉄工所から大型のH鋼の端材を買ってくる。H-400X200というやつだ。 フランジ部をポストのカーブに切る。ディスクサンダーの切断砥石で少しずつ切っていくのだが、板厚が13mm…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板4

こんにちは。 クォーターポストは上の方が前方に傾斜している。今回はこの傾斜部分を作る。 前回の型に傾斜部分を溶接で継ぎ足しする。H鋼だけの単体では成形が不可能だ。 打撃に耐えられるよう念のため補強を入れる。 傾斜部分のRを削る。ディスクサンダ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト内錆取り

こんにちは。 クォーターポスト表板製作の合間にクォーターポスト内の錆取りをする。 こういった狭い内部空間の錆はワイヤーサンダーなどでは取れない。こういう時に真価を発揮するのがサンドブラストだ。 屋内でブラストするからにはダストが飛び散らないよ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板3

こんにちは。 今回のクォーターポスト表板はあまりにも腐食穴が多すぎる。 今までの経験だとパッチが多ければ多いほど溶接ひずみが蓄積し、目標の形に作るのが難しくなる。何より溶接痕だらけでカッコ悪い。 今回は表板の大半を曲げと絞りで作ることを試みる…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板2

こんにちは。 前回の続きだ。まずは表の面板から作る。太い木の丸棒を使って鉄板を緩やかに曲げる。 オリジナルに当ててみる。ピッタリ合うが、気分が乗らない。このやり方がいいのかどうか? 気乗りがしないのでフランジ部分から作ることにした。 前回、透…

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板1 無残 !

こんにちは。 裏板の丸ごと製作が終わり、表板の修復にかかる。 ところが当初の予想を遥かに超える、見るも無残な状態。もはやパッチで修復などといえるレベルではない。 補修溶接だらけで表面はケロイド状態。しかも裏板を外すために溶着を削ったら大きな穴…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板8

こんにちは。 溶接ひずみで角度が変わってしまったR曲げ部を曲げ金型で修正する。 溶接ひずみで角度が合わなくなってしまった上部のフランジを一旦切り込みを入れ、オリジナルに取り付けて角度を合わせる。 開いた切り込みにくさび型の鉄板で穴埋めをし、溶…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板7

こんにちは。 今回は裏板側面のカーブを作る。 4.5mmの鉄板にパイプを短く切って溶接する。これを当て金にするのだ。 パイプには丸面取りがしてあって、曲面に対応するのと、叩いたときに相手の鉄板にエッジの痕が付かないようにしている。 バイスで当て…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板6

こんにちは。 今回は裏板の側面とフランジ部分を作る。「左クォーターポスト裏板4」で点溶接した側面板をしっかり溶接していく。 できるだけ入熱を避けるために瞬間的な点溶接を時間を空けて行う。 それでも切れ目の半分ほどを溶接しただけなのに、ご覧の通…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板5

こんにちは。 まだ完成していない裏板の上半分を作る。 サイドの曲線部分の溶接接合、磨きが完了。 反対面。 下半分。 反対面。ガラリ穴はいつでも明けられる。明けるのは最後だ。 裏板上部の曲がり部分。ちょっと曲げすぎた。が、これは簡単に直せる。 上部…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板4

こんにちは。 続いて側板を作る。こういう滑らかな曲線の3次元部品は作りにくい。正確に寸法、形状が再現できないからだ。 オリジナルに合わせて曲面を決める。 今のところ側面のカーブは合っている。 しっかりクランプして曲面を合わせる。 溶接開始。まず…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板3

こんにちは。 裏板づくりの続きだ。 だんだん形が複雑になり、万力でワーク(裏板)を掴めなくなってくる。万力でアングルを掴み、そのアングルを当て金にして曲げていく。 H鋼を曲線に削り、曲線曲げの当て金にするワークに傷がつかないようにソフトハンマー…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターポスト裏板2

こんにちは。 それではクォーターポスト裏板を作ることにする。 まずはパーツの製作だ。ドアラッチストライカー用ナットの受けだ。曲げ用の当て金を作ってハンマーで叩く。 溶接してサンダー掛けする。 裏もちゃんとサンダーをかける。見えないからと言って…