館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

マスタング レストア

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の修復1

こんにちは。 リヤウインドウビーム継ぎ手を外した部分を下から見たところ。 別の角度から見たところ。左右のクォーターフレームが完全に分断されてしまったため、寸法が狂わないようにアングル材で左右フレームを固定している。 リヤウインドウビームを上か…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビーム継ぎ手の取り外し

こんにちは。 やっとか目のレストア記事です。 クォーターパネルの交換が厄介なのは周りの部材と複雑に組み合わされているため、クォーターパネルだけを取り外すということができないからだ。 例えばルーフ(天井)はクォーターパネルの上に被さるように溶接さ…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビームの錆落とし2

こんにちは。 さて、いよいよ錆取りだ。ビームの下側はこんなふうに錆びている。ある程度はワイヤーサンダーで落とすことは可能だが、プレスでデコボコした面の完全な錆取りは不可能に近い。 ビームの上側。右半分は塗装とシリコンを剥がしたが、左側は塗装…

1971 マスタングマッハ1 リヤウインドウビームの錆落とし1

こんにちは。 リヤウインドウビーム、つまりリヤガラスの下、左右のクォーターパネルをつなぐ梁の部分。ここを錆取りしようというのだ。 たいしてひどい錆という訳ではないが、ここまでこだわってやってきた以上、ビームの錆取りをしないわけにはいかない。 …

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復10+1

こんにちは。 前回の " 10 " までにデッキショルダーの修復は完了した。 では、どれくらいの範囲で修復したのかというのがこちらの写真だ。 旧円形の出っ張り部分は紛失したようで実際の交換部分はもう少し多い。 つまり、U溝の下半分付近以外はほとんどパッ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復10

こんにちは。 前回までにデッキショルダーの上部パーツを作ってきた。今回、それをオリジナルに取り付ける。 まず、オリジナルと形状を正確に合わせるために木型を作った。 ここにオリジナルの形状を写し取る。 上から見る。 木型に厚紙が貼ってあるが、これ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復9

こんにちは。 デッキショルダー上部の複雑な形状の続きだ。 今度は逆方向へ折り曲げる。ソフトハンマーで直接叩けない狭い範囲の曲げなので、小さなハンマーを当てて丁寧に曲げていく。 出来上がった上部パーツ。あとは細かい調整を行うのみだ。 次に下部接…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復8

こんにちは。 デッキショルダーの上部修復は一旦外さないと修復できないレベルだ。溶接を丁寧に外していく。 トランクのウエザーストリップ(防水ゴム)の溝が腐食が酷い。 溝の裏側。 外したデッキショルダー。上部を除いておおかた修復出来ている。 上から見…

1971 マスタングマッハ1 クルマの黄金期を駆け抜けた車たち

こんにちは。 ここのところ自動車業界は激動している。 フランスが近い将来ガソリン車の製造販売を禁止するという発表を皮切りに、欧州車メーカーは〇〇年以降すべて電気自動車にする、と言い出した。 中国までもガソリン車の製造販売を禁止する意向を示して…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復7

こんにちは。 丸型出っ張り部のパッチ取付けが完了したら、そのすぐ右隣りのテールライトパネルとのジョイント部を修復する。 ここも痛みの酷い部分だ。溶接しやすい部位でカットする。 オリジナルを取り外す。 以前作っておいたV字のへこみのあるパッチを…

ボルト一本に至るまで

こんにちは。 レストアをしていて意外に困るのがボルトの管理だ。数えきれないくらい種類があって、しかもレストアは作業のスパンが長いので長期間外したままにすることが多い。 僕はズボラな性格なので最初は覚えているが、本数が増え、時間が経つにつれど…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復6

こんにちは。 前回に引き続きデッキショルダーの修復を行う。 以前製作した丸型出っ張り部パッチ。 オリジナルに当てて、どう取り付けるか思案する。ウエザーストリップ取付け用溝と出っ張りが近く、溶接した後にサンダーが非常にやりにくいことから下半分だ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復5

こんにちは。 ちょっと間が空いてしまった。実は忙しくて夜時間の無いときはなかなかレストア記事は書いていられないのだ。 レストアの記事はそれほど時間を食う。 さて、「修復1」でショルダーの壁部分を作り始めた。8月14日の記事だ。 壁を切り取る前…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復4

こんにちは。 前回からちょっと飛んでしまったがデッキショルダーの修復を続ける。 丸い出っ張りの修復のため、新たに型を作る。前回はコンクリートで作ったがいとも簡単に割れてしまったので今回は材料を変える。 今回使うのは「ジーナスGM8300」というエポ…

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウフェルト2

こんにちは。 レプロのクォーターウインドウフェルトは金具の位置がオリジナルと違っていてそのままでは使えない。 今回はその金具の付け替えに挑戦だ。 まず、金具を取り外すためにプライヤーの先端を細く鷹のくちばしのようにかぎ状に削った工具を作る。 …

1971 マスタングマッハ1 クォーターウインドウフェルト1

こんにちは。 きょうは臨時でクォーターウインドウのウエザーストリップ、米国ではフェルトと言っているが、このお話をしよう。 この「フェルト」とはウインドウガラスが開閉するときにガラスに傷が付かないようにボデー側の下についている、ゴムの表面にビ…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復3

こんにちは。 円形出っ張りの型作りはちょっと置いておいて、今回はウエザーストリップの溝部にあるへこみの型を作る。 これが前回ご指摘いただいた溝に入った雨水を排出するための溝だろう。 左側はその溝が崩れているため右の溝で型を取る。 左側に当てて…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復2

こんにちは。 デッキショルダーの出っ張りの型を取る。 この出っ張り、ウエザーストリップに侵入した雨水の逃げ道だというご指摘を頂いたが、ちょっと違う気がするのだ。 型を取るにあたってセメントが鉄板にくっつかないようにメタルラップスプレーを吹きか…

1971 マスタングマッハ1 デッキショルダーの修復1

こんにちは。 左クォーターパネルを外すとトランクの横の壁、デッキショルダー(正式名称は知りません)に腐食の穴が多数あることが判明。これを修復する。 いつも感じることだが錆は鉄板同士の合わせ面に発生することが多い。上部の腐食はクォーターパネルの…

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームEX2

こんにちは。 ちょっと間が空いてしまったがクォーターフレームEX(エクステンション)の続きだ。 取り外したEXはこんな状態。酷い錆、とまではいかないものの結構錆が進行していた。 特に鉄板同士の合わせ面が酷い。やはり合わせ面に湿気がこもり、合わせ…

1971 マスタングマッハ1 デッキリッドヒンジの取り外し2

こんにちは。 デッキリッドヒンジのトーションバーバネが外れた。あとはヒンジ本体を外すだけである。 ボルトで取り付けられているようなのだが‥、ボルトを緩めてもヒンジは動かない。 どうやら溶接されているようである。どうしてボルト締めなどしてあるの…

1971 マスタングマッハ1 デッキリッドヒンジの取り外し1

こんにちは。 左クォーターパネルの交換をしようとしてオリジナルクォーターパネルを外したら、あちこち酷いことになっていて、ここまでにクォーターポストやインナーフレームの修復をしてきた。 これから左インナーフレームとバックウインドウビームの修復…

厚塗りパテ 何だこりゃ! その後

こんにちは。 ソフト99の「厚塗りパテ」が硬化しなかったせいで仕上げパテを結局やり直すことに。 おかげでまる二日を無駄にした。 細かなくぼみを埋める仕上げパテは1回目パテ作業と同じ染めQの「アルミパテ」。 繊維が入っていて強力なパテらしいのだが…

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームEX1

こんにちは。 左クォーターパネルを外した時にクォーターフレーム・エクステンション(EX)、正しい名称は知らないが、クォーターの斜め部分の後に続く、テールパネルとの継ぎ手のようなパーツが接続されていないのが分かった。 本来、右のパーツと左のパー…

厚塗りパテ 何だこりゃ!

こんにちは。 以前補修した左クォーターポスト、他のことをあれこれやっているうちにうっすらと錆が現れ始めた。 いかん! レストアは長丁場になるので次の塗装と一緒に‥、などと悠長に構えていると、せっかく綺麗になった板金がたちまち錆だらけになってし…

溶接部の錆止め塗装

こんにちは。 毎日毎日、ジオラマ製作に精を出しているのだけれど、なかなか進展しない。似たような記事になってしまうのでついついレストアの記事になってしまう。 溶接部が錆びやすくなるというのは本当のようだ。熱で鉄の表面の塗料被膜が燃えてしまい、…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復4

こんにちは。 斜め部分の補修続きだ。鉄板の突合せ部のシーム溶接が終わったので本体にプラグ溶接する。 オリジナル形状を正確に再現できた。 そのパッチの上隣りがクレーターと錆穴になっている。 このままにしておく手はない。 折れ曲がりは3次曲線だ。 …

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復3

こんにちは。 サンドブラストで錆除去した面には僕は必ず「必殺錆封じ」を塗布する。 一見きれいに取れたように見えても錆の根っこが残っている可能性大だからだ。 斜め部分の切り取ったところはマスキングして錆封じが付かないようにした。溶接するからであ…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復2

こんにちは。 前回、切り取ったインナーフレームの斜め部分のパッチを作った。形状は単純なようだが折れ線が平行でないなど、作るのに注意が必要だった。 とは言え、クォーターポスト表板に比べればはるかに易しい。 普通だったらここから溶接に入るのだけれ…

1971 マスタングマッハ1 左クォーターフレームの修復1

こんにちは。 クォーターポスト修復が終わり、クォーターフレーム(正しい名称かどうかわかりません)の修復に入る。 左クォーターパネルを外した時にどうしてこんな上の方が錆びるのだろうと不思議に思った。 リヤガラスのウエザーストリップから雨水が入るの…