こんにちは。
きょうは夜中の12時を過ぎたというのに趣味の部屋、倉庫内は30度を下回らない。外でも恐らく28~29度だろう。全くどうかしている。この暑さ。
クーラーの無い倉庫では何もできやしない。
話をエンジン分解に戻そう。こちらはオイルパンを外し、エンジンを逆さまにしたところ。エンジンのいろんな素性が見えてくる。
冷却水の導入口は比較的綺麗だが、ここからヘドロ等を高圧洗浄する。導入口の右に逆さに429エンジンのコード「J1」が見える。
太いクランクシャフト。正確なパーツ名は知らないが、クランクシャフトの軸を保持する「クランクシャフトホルダー」は強大なパワーを受け止めるために4本のボルトでエンジンブロックに固定される。これがCJ(コブラジェットエンジン)の特徴で通常の429エンジンはこのボルトが2本で固定される。
軸受けはボールベアリングではなく、シートメタルベアリングだ。
取り外したパーツ。ピストンの上にあるのが「クランクシャフトホルダー」だ。
ホルダーのシートメタル。スラスト方向の力を受けるベアリングだ。表面のメッキが摩滅して下地の銅が見えている。
直径が11センチあるピストン。
ピストンの表面を見ると細かな縦線が見える。この縦線はオーバーヒートなどでピストンの油膜が途切れた時に付くそうで、東和さんに言わせると、「少なくとも1回はオーバーヒートをやらかしている」そうだ。
東和さん曰く。
こうして分解するだけで、この車の履歴が垣間見えるそうだ。