館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 ブレーキ3

こんにちは。

 

マスタングの前輪はディスクだが後輪はドラムブレーキ。当時としてはオーソドックなものだ。

ドラムの中に三日月形のブレーキシューが向かい合わせに取り付けられていて、ブレーキペダルを踏むとドラム中央下にあるシリンダーのピストンが油圧で両側に張り出してくる。

ピストンはブレーキシューに連結されていて、シューとドラムがこすれあって制動力になる。

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軽い踏力で大きな制動力を得られる反面、熱や、水の侵入による制動力の低下が起きやすい欠点がある。

僕はハイウェイを安心してドライブするためにも後輪のドラムブレーキをディスクブレーキに交換したいと考えていた。

 

ブレーキ交換と一口に言っても簡単な話ではない。オリジナルの部品交換をするだけならまだしも、新規に高性能ブレーキに載せ換えようとなると、非常に沢山の種類の中から適切なものを選ばなくてはならない。

これが骨の折れる作業なのだ。

 

例えばローターの大きさ。マスタングの15インチホイールに入る大きさを選定しないといけない。つまりキャリパーが干渉しないかどうか。

 

届いたブレーキキット。アメリカのブレーキメーカー、ウィルウッド製だ。

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ベアリングやブレーキホースなど。

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フロントは15インチホイールに収まる最大径の11.75インチローター。

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