館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

個人輸入のお話 (その3)

こんにちは。

税関は貨物事務棟の左隣にあった。

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入り口を入るとひろーいホールの中央左に受付があり、婦人警官のような制服を着た女性係官がいた。 当然だけど「いらっしゃいませ!」とは言ってくれない。

でも、クリアな声で「こんにちは。」と言って敬礼をしてくれた。綺麗な係官さんで、周りの凛とした空気を和らげていた。 僕らの他には誰もいなかった。

ここで氏名と入場時間を記入する。ここでも免許証が要る。

受付の後ろの階段を上がると案内表示がある。

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ガラスの自動扉を入ると、仕切りのない広ーいオフィスが。沢山の税関職員がパソコン端末に向かっているが話し声は聞こえない。 シーン・・・。

ますます緊張するが、ここは行くしかない。

入り口を入って右奥が個人通関窓口だ。そこへ行くと係官の方から声をかけてきてくれる。ここで最初にする手続きは「窓口電子申告端末利用申込書」の記入だ。

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なんのことはない、コンピューター入力しますよ、という用紙だ。 しかし、記入内容は素人にはさっぱり分からない。でも、優しい係官がニコニコしながら教えてくれるので全く心配は要らない。

ただ、どんなものを輸入したのか聞かれるので事前に品物の画像をプリントして持っていくと理解が早い。

それからコンピューター端末に向かって入力をしていく。その間、いつも係官が手伝ってくれる。

面白いのは日米の貿易協定で、米国からの自動車部品には関税はかからない。かかるのは消費税だけだ。ところが同じ自動車の部品でも凡用性のあるボルトには関税がかかるのだ。

ぼくのクォーターパネルは自動車専用パーツだから関税は無し。

消費税1600円を支払って輸入許可証をもらう。ここでの所要時間は40分くらい。すいててよかった!

 

いまから荷物を受け取りに航空会社へ行く。今回はJALカーゴだ。 貨物倉庫の一角にある。

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ここがJALカーゴのオフィス。

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中に入るとキャビンアテンダントの制服を着た職員が対応してくれる。ここで倉庫の保管料1500円ほどを支払い、出庫票をもらう。ここでの撮影は遠慮してくれと言われた。

続いて100mほど離れた出庫受付に行く。僕の向こうにあるコンテナハウスがそうだ。

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待つこと5分、作業員が荷物を持ってきてくれた。きょうは早いわ。 本人立ち会いの下、荷物の検査をされることがあるそうだけど、僕は今までのところ無い。

あとは無事に帰るだけ。帰りのゲートで通行証とID証を返却してゲートが開くのを待つ。 このぶっといポールが自動で下がるのだ。

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これで2万円を節約できた。つきあってくれたカミさんにも感謝。

 

おしまい