館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ボトル彫刻

こんにちは。

きょうは隣町のK酒店さんの依頼でボトル彫刻を行った。

「ボトル彫刻ってなに?」だって? ボトル彫刻はお酒やワイン、シャンパンなどのボトルに依頼主の希望の文字を彫刻するというもの。もちろん、中身の入った新品にだよ。

プレゼントや記念品にと、今けっこう流行っている。

K酒店さん、注文の度にいろんなボトルを持ってこられるので、こちらもそれを見るのが楽しみなんだ。世の中には本当に綺麗な瓶があるんだよ。

さて、今回は宮崎産の芋焼酎で一升瓶の大物だ。

まずは文字がカットされたマスキングシートをボトルに貼る。以前は文字を間違えたりして彫ってしまい、大失敗したことが一度ならずある。

文字の間違いには注意、注意!

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次に、彫りたい文字の部分を抜き取る。

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”Happy Birthday” お誕生日のプレゼントのようだね。 このあと、ボトルに研磨剤がかからないように養生してブラスト機にかける。

ボトルの彫刻は深彫りにする。その方が文字に迫力が出るからね。

ふつうは文字はシルバーかゴールドに塗装するんだけど、今回は珍しく全文字赤色の指定だ。

赤色は下地が黒ボトルだと色が出にくいので下塗りとして白を塗る。 以前、失敗した教訓からだ。

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白が乾燥したら赤を塗る。

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ボトルが渋い仕上げなので、ちょっと暗めの赤を使う。

十分乾燥してマスクを剥がせばできあがりだ。

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うん、なかなかかっこいいじゃん。

 

おしまい