館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンドグラス製作 型紙作り (1)

こんにちは。

きょう、K様が美術館に来られ、僕がアレンジした鹿のステンドグラスデザインと、選んだガラスを見て頂いた。

K様はデザイン、ガラスとも一発で気に入られ、即、正式注文となった。 ある程度は予測していたことだが、あれだけ喜んで頂けるとは何度もデザインをやり直した甲斐があるというものだ。

また、ガラスについてもデザイン優先で値段のことなど何も気にせず購入したため、随分高いガラスを買ってしまい、利益を少々圧迫することになってしまった。

それでも、そこは僕が頑張って手早く作業すれば取り戻せそうだ。 それよりもお客様の喜ぶお顔は何物にも代え難いご褒美なのだ。

 

それでは早速、作業に取りかかる。納期は2ヶ月頂いた。

まずはガラスをカットするための型紙作りから始める。 パソコンで作ったデザインデータをプロッターで原寸出力する。あっという間に描き上げる。 さすがにスピードでは機械にかなわないよ。

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 この仕事を始めた頃は手書きのデザインをコピー屋さんに持ち込んで拡大コピーを繰り返し、原寸にしていた。 パソコンで図や絵を書くのは手書きに比べ、手間がかかるが、後々の修正や拡大縮小などを考えると、やはりパソコンに軍配が上がる。

 

原寸原稿が出来上がった。

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このプロッターは、カッティングシート(粘着塩ビシート)をカットするために購入したのだが、カッターをペンに替えれば図や絵も描ける。

ここでは赤ペンを使ってデザイン画を描いている。 赤ペンを使った理由は後で分かるよ。

描き上がった原画だ。赤線だからちょっと見にくいかな?

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つづく