館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンドグラス製作 ガラスカット (2)

こんにちは。

やっとかめのステンドグラス製作だ。 企業向け記念品の製作で随分間が空いてしまったので、頑張って作らないとね。

きょうは前回に続き、ガラスカットをやってみようか。

まず、ガラスカッターの持ち方だ。

鉛筆の持ち方と同じでよい。

僕が始めて読んだステンドグラスの専門書には、もっと難しい持ち方が示してあったけど、要は自分が持ちやすく、力を入れやすければそんなにこだわることは無い。

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カッターはまっすぐ立てた状態から自分の方へ30゜ほど傾ける。

正面から見ると垂直だ。(写真はちょっと傾いちゃってるけど)

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そうしてガラスにカッターを4~5kgの力で押しつける。 そのまま自分の方にカッターを引くと「チリチリ・・・」という音とともにガラスに線(傷)が入る。この線を「にゅう」という。

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3本にゅうを入れてみた。

右のにゅうはカッターを押し付ける力が強すぎて白く濁った線になっている。真ん中のにゅうが4~5kgの力で押し付けた適正なにゅうで、やや透明感のある綺麗な線だ。写真では分かりづらいかも知れないね。

左のにゅうは押し付ける力が弱すぎる。線がよく見えない。

次回はこの線で割り取ってみる。

 

つづく