館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンドグラス製作 ガラスカット (8)

こんにちは。

案の定、きょうはいくらかの体験はあったものの、入館者は普段の休日並みに戻った。

明日、あさって(7,8日)と2連休を頂きます。我が家のゴールデンウイークだ。と言っても旅行に出かけるわけでもなく、家でのんびり過ごすわけでもない。

GW中に少なくなった材料の補充や館の整備、材料の買い出しなど普段と変わらない仕事はある。自営に休日など無いのだ。

 

今回はちょっと高度な曲線カットだ。小さなカーブのあるピースをカットしてみよう。ピース番号14,端っこに小さなカーブのくぼみが二つあるピースだ。

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比較的緩やかな脇のカーブは難なく切れる。

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問題は右端にある二つのくぼみ。一つ目のくぼみはすでに切り取ってある。くぼみとくぼみの間の肉が薄いので二つ目のくぼみのカットは特に注意しないといけない。

外側から少しずつ切り取っていくのだ。一回で切ろうとしようものならスッコーンと細い右端が飛んでしまう。

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二つ目の切り取りをする。普通だったら怖くてこの辺でやめるだろう。

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でも、僕はもう一回やる。わずかな幅で切り込みを入れる。

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よし、上手く切り取れた。僕もこのあたりが限界かなと思う。ムリをすると必要なところまで欠けておシャカになる。 ガラスカットはギャンブルでは無いのだ。

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先端をカットして・・。

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ここまでくればあとはルーターで仕上げるのみ。

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では、また。