館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンドグラス製作 コパー巻き (2)

こんにちは。

きょうは実際にコパーテープをガラスに巻いてみよう。

前回、コパテープが並べられた赤いケースをお見せしたが、あれの名称はホイルディスペンサーという。下の方に穴があって、そこからテープが引き出せるようになっている。

まずはコパテープを適当な長さに引き出し、粘着面の剥離紙をこれまた適当な長さに剥がす。

左手でコパテープの粘着面を手前に向けて持ち、右手でガラスを持ってテープの中央をめがけて押しつける。 この時、テープはガラスの角(どこの角でも良い)から1センチ~1.5センチほど手前から貼り付ける。

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このとき注意して欲しいのは、ガラスを手前、テープを向こう側に置くようにしてガラスがテープの真ん中にあることを見ながら巻いていって欲しいのだ。どちらかに片寄ってしまうと仕上がりが美しくなくなるよ。

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テープが一周したら巻きはじめの角の1ミリくらい手前をハサミでカットする。

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これで巻きはじめと巻き終わりが1センチ~1.5センチほど重なったわけだ。

 

一周巻けたコパテープを親指と人差し指ではさみながらガラスの中側に向かって折りたたんでいく。ガラスのへりを包む要領だ。

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次にテープの粘着がガラスに良く馴染むように押さえてやる。

この作業に適した専用の道具がある。プラスチックのへらでそのまんま「プラヘラ」という。

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割り箸やゴルフのピンでも代用できるが、やはり専用の道具は使いやすい。高価なものではないので是非揃えたいアイテムだ。

 

平面はプラヘラの平たい部分でこすりながらしっかり押さえる。

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次回は細かいコツなどをお教えする。

 

つづく