館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンドグラス製作 枠取り付け

こんにちは。

ガラス全体のハンダ付けが終了した。このまま額に入れたりサッシに取り付ける場合もあるけどやはり枠に入れた方が豪華だ。

今回はジンクケイム (亜鉛桟)を使う。 この仕事を始めた頃はレッドケイム (鉛桟)を使っていたが今は全く使わない。 重く変形しやすいことが一番の理由。

ジンクケイムは比較的強度もあり、必要とあれば手で曲げることもできる。何より見た目に美しい。

切断砥石で斜め切りする。

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枠には溝があるのでガラスをその溝にはめ込む。

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枠の形が崩れないように木枠で周りを固定する。

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枠の四隅とコパテープのハンダ部分を枠とハンダ付けする。白い紙が置いてあるのはフラックスの蒸気でガラスを汚さないためだ。

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枠とガラスの隙間にシリコンシーラントを詰め込む。昔はステンド用のパテを詰めていたがガラスも作業場も汚す上にシール性能も劣るので今は使っていない。

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注文主のK様に、もうすぐできることをお知らせしたら、見たいので明日来るとのこと。

こりゃ、早く仕上げないと。