館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

となりの田んぼ サギ飛来 (閲覧注意 !! 残酷な記述あり)

こんにちは。

今年は来ないのかしら・・・と思っていたが、きょうのお昼頃、1羽のサギがとなりの田んぼでエサをついばんでいた。

例年は2羽来るのだが今年は1羽か?

盛んになにやらついばんでいる。

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サギは抜き足差し足で獲物に近づく。

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首を伸ばして上の方から狙いを定め、S字に首を曲げたら一瞬で伸ばし、獲物を捕らえる。その早業はなかなか写真に納められない。

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おっと、こちらへやってきたぞ。

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サギは警戒心が強く人の近くには来ないのだが、狩りに夢中で僕たちが見ている窓から5~6メートルまで近づいてきた。

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そう言えば、今年はカエルの鳴き声がいつもより少ないようだ。 いつもだったら鳴き声がやかましくて寝られないほどなのに、今年はさほどでもないのだ。

サギがついばんでいるのはオタマジャクシだろうか?

 

ところで我々が見る人間の食事の風景は楽しく、時には美しくさえ見えるものだが、野生の食事の風景はえてしてグロい。

この田んぼで繰り広げられる野生も、例に漏れず弱肉強食の世界だ。

今回の話ではないが、以前サギが大きなものをくわえているのを目撃した。

ちょっと遠かったので双眼鏡を持ち出して観察してみると、サギがくわえていたのは頭から足先まで15cmはあろうかというトノサマガエルだった。

カエルは必死に逃れようと足をばたつかせるが逃れられない。 サギは何度も宙でカエルをくわえなおし、そのたびにカエルは逃げようと試みるのだがサギは決してミスしない。

そのうちカエルは骨を砕かれ、内臓は破裂して力無く伸びきってしまった。

動かなくなったカエルをサギは頭から飲み込んだ。

 

カエルに同情したいところだが、カエルとて野生、ミミズや昆虫ばかりを食べているかと思えばそんなことはない。カエルがカエルを飲み込んでいる様子を2度ほど見たことがある。

自分よりちょっとだけ小さいカエルを足の方から足の付け根あたりまでくわえていた。胴体や頭はまだ外に出ていて逃げようとしている。 だが、足の自由を失ったカエルになすすべはない。

どうなるのかとしばらく見ていたが、5分ほど経った頃には前足のあたりまで飲み込まれていた。

助けてやりたいところだが、感傷に任せて野生の掟に人が手を出してはいけない。

そのカエルが最後まで飲み込まれたかどうかは見ていない。

 

私たちは残酷な部分を業者さんがやってくれるので、スーパーにきれいに並べられた肉を見ても何も感じない。

 

昔、市内にと殺場があった。関係者以外は入れなかったので僕はもちろん行ったことはないが、僕の友人が養豚業をしていたころ、よく行ったそうで豚の悲鳴が聞こえたそうだ。

当時のと殺方法は豚の額に尖ったハンマーで穴を明け、そこから鉄のワイヤーを入れる。すると豚が苦しさのあまり、のたうちまわるので血が早く抜け、臭みのないいい肉になるのだそうだ。

今は精肉技術が向上し、家畜の苦しむようなと殺の仕方はしないということである。

 

ともあれ、そんな現場を目にしたら1週間はベジタリアンにならざるを得ないだろう。

 

世界ではイルカ猟が残酷だとか、捕鯨がダメだとか騒いでいるが、牛や豚だって知性も感情もある。と殺場に向かう牛は震えているそうだ。

それでも人は肉が食べたいのだから、せめて手を合わせて命を頂くことに感謝をしたい。