館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

梅雨の季節の風物詩 庭木の剪定 (3)

こんにちは。

庭の手入れが終わった。

来年の今頃まで彼らの姿を見られないかと思うとちょっぴり寂しくもある。

彼らのお陰で庭は輝きを取り戻した。 実に爽快な眺めである。

それではご覧頂こう。

 

お車門を入ると正面奥に僕とカミさんで作った芝山が見える。 背景のアパートは5年ほど前にできた。よその敷地なので仕方がない。

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右に目をやると向こうに池庭が見える。

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そのさらに右は二本松。奥が門かぶりの松、手前は鶴の松という。 鶴の形に仕立てられているのでそう呼ぶ。 実際に鶴仕立てという型があるのだよ。

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芝庭に近代的な灯籠、そこに至る飛び石。 灯籠の右奥の木はサンシュユ、その左奥はヤマモモだ。このヤマモモ、梅雨時にいっぱい赤い実を落とし、それが芝刈り機に引っかかるので具合が悪い。

灯籠には夜明かりを入れると運気が上がるそうだよ。うちは入れてないけど。

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門の右側にある池庭。 もちろん枯山水。実際に水を引くとなると管理が大変だ。

管理を怠ると水が腐ったり藻がわいたりで悪臭を放つようになる。さらに池を作ると鯉を飼わなくてはならなくなる。なぜかって?池(行け)と言ったら鯉(来い)がないと運気が貯まらないでしょう?

枯池では白砂で水を表現する。日本庭園ではよく使う手法だ。

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画面中央はイスの木、この地方では「ひょんの木」ともいう。葉っぱの表面にボクができてヘンだからこんな名前が付いたそうだ。もともと家にあった雑木だ。

その下に蹲と筧。実際に水を張ることができる。かつては筧と獅子脅し(竹を斜めに切って水が溜まると傾いてコーンと鳴るアレ)があったが生竹を使ったためそのうち竹が割れて壊れた。何より水が流れっぱなしなのでもったいなくて止めた。(笑)

左にある階段は仙洞御所のお池からヒントを頂いた。

 

枯山水の池。中央の役石がこのお庭の中心だ。これは足立美術館からヒントを頂いた。

その右の石橋は長女が生まれた記念に施工した。長女の名を取って祥ノ橋と名付けた。

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つづく