館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

野良猫の世界 密会を激写!熱愛か !?

こんにちは。

お昼休みにミヤネ屋みたいな番組を見ているもんだから、どーもタイトルが下品になってしまう。

本題に入る前に昨日の話をしよう。

僕が仕事を終わって美術館隣の倉庫で作業をしていると、窓の外でカラスの鳴き声がするのだ。カラスの鳴き声など珍しくはないのだが、その鳴き声は悲鳴にも似た悲しそうな鳴き声だったので思わず窓を開けて外を見てしまった。

すると窓から見える蔵の後ろ側の雨樋で一羽のカラスが他の三羽のカラスに攻撃されているのだ。

f:id:mikawakougei:20150621101853j:plain(事後なのでカラスは写っていません)

そのうちそのカラスは地上へ落ちた。

それを見た僕は何を思ったのかすぐさま倉庫の外に飛び出し、蔵の裏まで行って柏手を打って三羽のカラスを追い払った。三羽のカラスは恨めしそうな目で僕を見ながら(そういう気がした)飛び去っていった。

僕は相手が誰であれ、いじめは許さないのだ。

いじめられていたカラスは蔵の影にひょこひょこと身を隠した。

そーっと後を追い掛けると我が家の裏口のコンクリート階段をゆっくり一段ずつぴょん、ぴょんと飛んで上がり、モチノキの下に隠れた。

f:id:mikawakougei:20150621104729j:plain

僕は「こっちへおいで」と、舌を鳴らして呼んだが、あまり刺激しても怯えるだけだろうと、そのまま倉庫に帰った。

しばらくすると息子が仕事から帰ってきた。バイクで通勤しているのだが、いつも蔵の軒下に止めている。

しばらくして様子を見に行くとカミさんと息子が何やら話をしている。

どうしたのかと聞くと、カラスがすぐ近くの隣の家の物干しにとまって動かないと言うのだ。どうやら息子のバイクの音に驚いてここへ逃げたのだ。

f:id:mikawakougei:20150621104938j:plain

カラスまでの距離は3メートルくらい。普通はこれだけ近づいたらカラスは逃げる。

 

相当落ち込んでいる様子だ。情けない目をしてこっちを見ている。

舌を鳴らして呼んでやるが首を傾けるだけでこっちへは来ない。

来るわけ無いわな。

 

どうやら今夜はここに泊まるそうだ。

 

翌朝、息子が寝不足の目をこすりながらぼやいた。

「あんまり寝れんかった。」

 

彼によると夜中にカラスの存在に気付いた隣の夫婦が大騒ぎし、何やらもめていたそうだ。

朝になると彼の部屋のバルコニーにやってきて、手すりの上をカチャカチャと歩き回るのでうるさくて寝られなかったのだそうだ。

 

やれやれ、カラスの話が長くなって本題に入れんかったわ。

 

つづく