こんにちは。
きょうはお昼頃、クロスケがうちの横屋の裏で寝ているのを見かけた。 とくにからかうわけでもなく、そのまま放っておいたのだが、夕方の5時頃になると、今度は裏の畑で寝ていた。畑とは言っても特に何も栽培しているわけではないが。
そのうち、どこからともなくブチが現れた。 そしてクロスケから一定の距離を取って座った。左手前のカイズカイブキの影に見えるのがクロスケだ。 その距離1.3メートルほど。
僕はその様子を倉庫の窓から覗き見をしていた。(網戸越しの写真なので不鮮明な点はご容赦願いたい。)
ところが、クロスケは意に介さない。
右側のエアコン室外機の横にいるのがブチ。クロスケは左のナンテンの木の陰に隠れて見えないが、U字溝の蓋の上にいる。
そのうちブチが「アーゥ、アーゥ」と鳴き始めた。これでクロスケが雌であることが確実となった。声を出して誘うのは雄だけだ。(僕の経験)
僕には猫語は分からないので、「遊ぼうよ」と言っているのか、「XXしようよ」と言っているのか定かではないが甘ったるい声で誘っている。
それから20分ほど経った頃、気が付くとブチはクロスケのすぐ隣まで距離を縮めていた。 なかなか抜け目のないやつだ。
ブチがこちらを向いているのは僕を気にしているからだが、飽きもせず「アーゥ、アーゥ」と鳴いている。が、クロスケは無視を続ける。
ヒトの世界も猫の世界も恋愛の主導権を握るのは女性の方らしい。 ブチのやつ、強引に行かないところなんぞ、人間よりエライのかもしれない。
かれこれ30分は鳴き続けただろうか? 無視し続けるクロスケに諦めたのか、ブチはどこかへ行ってしまった。
この光景を見ていて、何だか僕も同じ経験をしたような・・・。
猫の世界も人の世も、女心が難しいのは共通のようだ。
クロスケも20分ほどしたらどこかへ歩いていった。