館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

カーシーン 交通事故 信号機を作る (4)

こんにちは。

きょうは信号機のライト部分を作る。

さんざん考えたが、結局この方法で作ることにした。プリント基板を使う。

頭のいい皆さんならもっとスマートな製作法を考えつくと思うが、凡人の僕にはこの程度のことしか考えられなかった。

まず、両面銅引きの生基板を用意する。

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ご覧の通り裏も表も銅が貼り付けてある。

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この基板の基材は紙フェノールという材質だ。グラスファイバー製のものもあるが切ったとき、のこぎりの刃が痛むのでこちらを使う。

生基板を4ミリ幅に切り、上下に1.5mm幅のビニルテープを貼る。これを裏表両面に貼る。 マスキングだ。

基板がちょうど入る程度の容器を用意、基板を容器に入れる。

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容器に基板用エッチング液を入れる。基板が浸るくらいが適量。沢山入れると液がもったいない。 少なすぎると反応が完了しない。

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しばらくすると銅が溶け出し、液が黒くなっていくのが分かる。

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時々液を攪拌しながら20分ほど浸けると・・・、真ん中のラインがエッチングされて銅が無くなる。

ここで水洗いをし、マスキングを剥がすと、

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上下両側に銅のラインがある基板ができた。

 

つづく