館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ジオラマ メインストリート (3) レーン分解

こんにちは。

きょうも体験のお客様が多くて大してジオラマの仕事ができなかった。 それはさておき、レーンの取り外しにかかる。ここで言うレーンとはメインストリートの道路面のことだ。

ん? なんだか妙な痕があるぞ。しかも何カ所も。

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なんだか溶けたみたいな感じだ。しかもどれも4つずつある。

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やっと理解した。 ここは可動車が長い間、停まっていた跡なのだ。 でも、なぜ?

レーンは基板だが、グレーのラッカー塗装がしてある。この4つのくぼみはタイヤの跡のようだ。恐らくタイヤの成分が染み出てラッカーを溶かしてしまったのだろう。

 

皆さんはビニール被覆コードに巻いたビニールテープの粘着がどろどろネチネチになっているのを見たことはないかい?

軟質ビニルには塩化ビニルを柔らかくするために可塑剤というものが練り込んである。だから軟質ビニルは軟らかく曲がるのだ。ところがその可塑剤はビニールから染み出てきてテープの粘着を溶かしてしまう。だからネチネチになるのだ。

このタイヤのゴム?にもそんなものが練り込んであるのだろう。

 

しまった、後の祭りだ。だけどちょっと塗装のやり直しはできない。

あまり目立たないのでこのまま使うとしよう。