館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

禁煙の話 (3) 後が肝心

こんにちは。

三度目の正直の禁煙がスタートして3日目くらいに猛烈な禁断症状が襲ってくる。

タバコが吸いたくて仕方がない。他人の吐いた煙ですら吸いたくなるのだ。ガムや飴で気を紛らわせるがしばらくするとまた吸いたくなる。

世の中には、止めなきゃいけないと思えば思うほど吸いたくなる。いつでも吸えるのだからという軽い気持ちでタバコを持っていても良い、という人もいるが、僕はそうは思わない。

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夜までは何とか我慢しよう。飴も良し、禁煙パイポも良し。とにかく気を紛らわせることが必要だ。

寝ている間はタバコを吸えないので、翌朝にはこの禁断症状は少し楽になる。

 

タバコは言うまでもなく、マッチやライターも持ってはいけない。

タバコを吸う友達とはなるべく会わない。酒の席は避ける・・などは助けになるだろう。

僕の場合は禁煙を応援してくれる友達がいた。

辛いとき、彼は僕にこう言った。

「タバコは覚醒剤と同じで、一回でも手を出したら元に戻っちゃうよ。」

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この言葉は僕の禁煙座右の銘になった。

覚醒剤など見たことも試したこともないが、タバコもそれくらい強い中毒性があるから気を緩めて吸っちゃダメだよと、僕を戒めてくれたのだ。

ここで誘惑に負けたら今までの我慢が全て無駄になる。

 

禁煙をして最初の10年は度々タバコを吸う夢を見て、夢の中で「しまった!吸ってもうた」と思ったものだ。

20年頃までは月1でタバコの夢を見ていた。最近ではほとんど夢を見ることは無くなったが、31年経った今でも、つい3日ほど前に久々に夢を見た。夢の中で、「オレってタバコ吸ってたっけ?」とおもった。だからこの話題を書いたんだ。

 

禁煙の辛いことばかりを書いてきたがそれと引き替えに素晴らしいことは沢山ある。

とにかく食事が美味い。そして頭スッキリ!歯茎の色がピンクで綺麗になり、口臭も気にならない。禁断のイライラもない。何よりタバコで他人に気を遣わない。

胃の調子も良い。タバコを吸っていた時期は疲れやすかったけど、止めてからは本来の元気な自分に戻ったみたいだ。

そして禁煙が何よりも良い結果をもたらしたのはカミさんだ。僕がタバコを吸っていたら多分結婚してくれなかった。

 

禁煙をする気のない人にどんなにタバコの害を説いたところで何の助けにもならないだろうが、もし、君が禁煙したいと思っているならこれだけは言える。

禁煙の向こうには君が思うよりずっと晴れやかな世界が待っている。