今週のお題「いま学んでみたいこと」
こんにちは。
きょうは初めての料理教室の日だ。 60歳になったら料理を覚えようと思っていたのだが、きょうまで延び延びになってしまった。
学生時代は下宿やアパート暮らしで自炊をしていた経験がある。みそ汁や野菜炒め、チャーハンといった学生食はよく作った。それ以来だから35年くらいは料理らしいことはしていない。
なぜ、料理教室に通おうと思ったかって?
カミさん孝行だよ。
結婚以来30年間、多分一度も料理していない。ずっとカミさんに任せっぱなしだ。
カミさんは専業主婦ではない。昼間は僕と同じように美術館の仕事をし、その上で洗濯や掃除、料理の支度や、今までは子供の世話までしてきたのだ。
あらためてよく頑張ってくれたよなぁ・・って、思うんだ。
そしてお互いに病気になったりケガをしやすい歳になってきた。僕が病気になる分には心配ないけど、カミさんが病気やケガをしたときに僕が料理できないんじゃ、介抱できないからね。
それと週に1回くらいは家事から解放してやらないと。
カミさんは体は丈夫な方で、あまり細かなことは気にしないおおらかな性格だ。でも最近は時々疲れたを口にする。
あまり愚痴を言わない性格なだけにムリをしていないか心配だ。
最近世の中、熟年離婚だとか、物騒な話を聞く。この歳でカミさんに逃げられたんじゃかなわないからね、今から優しくして点を稼いでおかないと・・。 ^ ^
通うのは西尾市にある中日料理教室。ここの橋本先生は西尾商工会議所の「逸品研究会」でご一緒しているお仲間で、ラジオにも出演なさる有名な方だ。
周りの人に迷惑をかけるといけないので、なるべく生徒の少ない曜日を選んでもらった。
僕を含め、男3人、若い女性一人の4人生徒だ。何をどうするのか初めてなので全く分からない。キンチョーするぅ・・・。
先生にテキストを渡され説明を受ける。
さっぱり分からない。
きょうの料理は1.ミンチカツ 2.ポタージュマリガトウニー 3.なし羹
初めに先生がタマネギのみじん切りを披露、簡単そうだ。
初めての僕の担当はジャガイモの薄切り。まずは皮むきからだ。包丁を渡され・・、
「いきなりかよ・・・。」ぎこちない手つきに見かねた先生が皮むき器を渡してくれた。
「なんだ、はやく言ってよ!」(心の中で) 先生は簡単そうに剥くが、やってみるとけっこう難しいんだ、これが。
そして皮の剥けたジャガイモを半分に切り、それをさらに半分に切る。 そしてここから薄切りだ。
それにしても何ちゅーよく切れる包丁だ。「危ねーじゃねえか!切れすぎだぞ」
心の中でつぶやく。うちの包丁と全然切れ味が違うのだ。 危うく指を切りそうになった。爪はギザギザになったが。
こりゃあ先が思いやられる。
帰宅するとカミさんがニコニコしながら「どうだった?」と聞く。
「難しかったけど、上手に出来たよ ^ ^」と、答えると、カミさんは、
「じゃ、復習を兼ねて作ってみてね ♡」という。
「できるわけねーだろ、なんにも覚えてないわ。」笑顔の裏でそうぼやいた。
だが、目標は20品目。それを身につけるまでは止めるわけにはいかない。
今回の料理教室で一つ良かったことがある。
生徒さんの気持ちが良く分かった。 ステンド教室の生徒さんにはもっと優しく接してあげなければと、決意を新たにしたのだ。