館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ジオラマ メインストリート (10) 今度は銀スカイライン

こんにちは。

犯人が郵便車であることまでは分かったのだが、なぜLEDが消えてしまうかが依然として分からない。

同じ場所に来ると全車LEDが消える。ショートの証拠だ。車の配線の絶縁はしっかりやった。集電端子の間も絶縁をした。 なのになぜだ・・・。

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f:id:mikawakougei:20150918024543j:plain (After) スッキリ配線

ず~っと長い間、同じ場所に来てはLEDが消える様子を観察していた。

 

考え続けることは大事なことだ。ある時ふっと突破口が見えることもある。

 

実はこんな思い出がある。僕がメイテック時代の先輩で、A社に派遣されていたときに聞いた話だ。僕がA社に派遣される前にメイテックを辞めてしまった先輩でFさんという技術者がいた。Fさんは自分の設計した機械が、ある周期で不具合を起こすことに悩んでいた。

彼は現場に出て、その機械の前でず~っと不具合を起こす所を見ていたそうだ。

半日ほど経った頃、

「わかったー!」と言って、喜んで設計室に帰ってきた。

Fさんは早速図面を書き直し、不具合を完全に直したという。

Fさんは優秀な技術者で、A社では伝説の人となっていた。

 

技術者で大切なのは諦めないことだ。それは僕も胸に刻んでいる。

話が逸れたが、郵便車を見ていて、もしやと思えることが頭をよぎった。

それまでは配線か、集電端子同士がショートしているとしか考えなかった。だが、他にも原因があるかもと思い始めたとき、チェーンに思いがいったのだ。

 

車に付いている集電端子は自作だ。だからサイズ、形には少しずつ違いがある。

よく見ると郵便車の集電端子が少しだけ下に大きいのだ。これが下にあるチェーンに、ある場所で触れてチェーンを通じてショートしているのではないか?

 

集電板を曲げて下を小さくしてやる。

 

大当たりだ! LEDは消えなくなった。

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ところがまただ。

今度はシルバーのスカイラインのLEDがチラチラするのだ。

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本当に難産なメインストリートだ。

でも仕方ない。作ったのは全て僕。僕が解決するしか無いのだ。