館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ジオラマ メインストリート (14) 分離帯樹木を作る1

こんにちは。

今回は中央分離帯に植えられている木を作る。使うのは三菱レイヨン光ファイバー"エスカ"だ。

太さ0.5ミリのエスカファイバーを束ねて4ミリのストローに通す。

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もう、10年も前に東急ハンズで買った光ファイバー。電飾を作ろうと思って購入したのだが、結局使わずじまいで、とっておいたものだ。 ここにきて日の目を見ることとなった。

4ミリのストローにぎっしり通す。何本入ったか数えていないが、40~50本は入っただろうか?

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このままではバラバラになるので端を接着剤で固定する。エスカの材質を調べると基材はアクリル、被覆剤はポリエチレンとある。

アクリルは溶剤に侵されて割れたりもろくなるので溶剤系の接着剤は使えない。三菱レイヨンによると2液性エポキシ接着剤が推奨されているので、作業時間が比較的長く取れる30分硬化型を使う。

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ファイバーの端っこをばらしてエポキシ接着剤を塗る。

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再び束ねてストローでまとめる。

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硬化したらストローごと端っこをカッターで切る。ストローを外すとカッターを押しつけた力でばらけてしまう可能性が高いからだ。

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それにしてもこのストローの材質は何だろう?エポキシ接着剤が容易に取れる。

次に束ねたファイバーを曲げて枝のようにしていく。15ワットの基板配線用ハンダコテを、温度調節器でさらに低い温度に調節する。実際の目盛りは”2”で行った。

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ファイバーの束をベニヤ板に穴を明けて立て、ハンダコテのコテ先をそっと当てながら1本ずつ曲げていく。

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初めはさほど難しくはないのだが、曲げが進んでいくほどすでに曲げたファイバーがじゃまをして作業がしづらくなっていく。

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少しずつ樹木らしくなっていく。

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つづく。