館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

館内カメラ全滅 (1)

こんにちは。

以前から調子が悪かった館内カメラがついに全滅となった。

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常駐スタッフのいる美術館1階の教室には館内とショップの映像を見るモニターが設置してある。館内や、ショップなどでお客様に危険が及ばないよう、あるいは展示物に何か異常がないかなどを見るために随所にカメラが設置してあるのだ。

実はそれらが2年ほど前から、映像がちらついたり、横に流れたりと不調だったのだ。

 

これを設置した電気屋さんに修理を依頼したのだが、ちっとも来てくれない。症状を説明しても首をかしげるばかりだ。きっと面倒なことになりそうなので来てくれないのだろう。

 

最初の頃は、ちらついたり映らなくなったカメラを外して工房に持ちこみ、点検したときはちゃんと映ったのだ。

考えられる原因は

1.2階、3階から1階モニターまでのケーブルの不調。

2.1階にある画面分割器の不調。

3.分割器付きモニターテレビの不調。

4.カメラの劣化による出力低下。

 

4のカメラの劣化なら全部交換しかない。

3のモニターテレビはかれこれ15年近く使っているのでそろそろ壊れるかもしれない。

2の分割器はまだ新しい。とはいっても10年近く使っているかも。

1のケーブルが原因だとすると、これは大変だ。工事業者でないと直せないし、結構な工事費になりそうだ。

だけど8台ある館内カメラのケーブルが全てダメになるなんて、ちょっと考えにくい。

 

まだしっかりと映るショップのカメラを外してダメなカメラ8カ所を順番に交換してみる。

全てダメ。 全く映らない。

え゛~っ!どういうこと? ( ;∀;)

 

先週、大須アメ横に新品のカメラを見に行った。 買えば1台1~2万円ほどする。それに分割器を買えば20万円はかかる。さらにケーブルを全て引き直すなんてことにでもなれば工事費込みで30~40万円はかかるだろう。

そんな予算は無い。

いよいよ買い換えか・・・と諦めかけたとき、ふっと電源は点検していないことに気付いた。

電源は各カメラ近くに設置したACアダプターだ。ACアダプターとはパソコンや携帯電話などに充電するために100ボルト家庭電源につなぐアレだ。

 

カメラの電源はDC(直流)12ボルトだった。幸いLED照明用にストックしておいた12ボルト用のACアダプターがあった。

試しに一つ交換してみる。

1階のモニターをカミさんに見てもらい、僕は3階のカメラ電源を交換に行く。

ACアダプターを交換してケーブルを接続。

「あ~っ、映ったよ~!」

嬉しそうなカミさんの叫び声が響き渡った。

 

つづく