館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ガラスジェム作り 玉焼成

おはようございます。

釜が冷めたのでガラスを取り出してみた。ご覧の通り、真ん丸だ。

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手前の赤玉は焼成前はオレンジ色だったのだが焼いたら赤に変わった。 このように焼成前と焼成後で色が変わるガラスがある。 左、下から2段目の赤は、白の流れ模様があるが、これは赤色ガラスの上に白の流れ模様が入った透明ガラスを重ねたものだ。

異なる色のガラスを重ねることで、違った色のガラスを作ることができる。

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焼きなおした緑のガラス。失透してしまっている。 失透とは何らかの原因でガラスの表面がざらざらになり、ツヤが失われることだ。

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原因はいろいろ考えられるが、焼成時に離型氏などが燃えるガスが十分に釜から抜けていなかったり、ガラスの表面に油や汚れなどが付いている事などが考えられる。

僕らもまだ良く分からないことがある。

まぁ、それはそれでまた違った使い道がある。^ ^

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さぁ、焼きあがったガラスたちが出番を待っている。