館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

MRJ エンジニアたちの夢

こんにちは。

昨日11月11日、日本の航空機史に新たな1ページが加わった。

50年ぶりとなる純国産旅客機、MRJが大空へと飛び立った。YS-11以来のことだ。

 

知っての通り、第二次大戦以来、敗戦国日本はアメリカGHQにずーっと航空機の開発を禁止されていた。

言うまでもなく、世界的に有名な戦闘機、あの堀越二郎が設計した日本のゼロ戦があまりにも高性能でその技術力をアメリカが恐れたからだ。

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MRJの性能はメディアで紹介されているのでここでは詳しく触れないが非常に優れているという。

 

いま、テレビドラマで「下町ロケット」が、高視聴率でヒットしているが、ここで描かれる技術者たちの苦悩や喜びは良く分かる。このドラマを見ていると無意識のうちに、身体に力が入ってしまうんだ。

f:id:mikawakougei:20151112233801j:plain (イメージ)

 

僕もかつてはエンジニアのはしくれだった。いや、今でもそうだ。技術の向かう方向はマシンからアートに変わったが、その目的は同じだ。

 それは人を幸せにすること。

 

技術者の心は純粋だ。機械や図面の前では金欲も名誉欲もない。ただ、いい物を作りたいだけだ。

 

テスト飛行を前に関係者たちがMRJの前で円陣を組み、フライトの成功を誓ったとか。万感の思いで送り出したことだろう。

f:id:mikawakougei:20151113124748j:plain (ネットより)

 

エンジニアたちの夢は始まったばかり。すでにたくさんの受注を抱えているそうだが、平和に利用される国産ジェットを堀越二郎はどんな思いで見ていることだろう。