館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

トイレ de アート フュージング絵画6

こんにちは。

トイレに飾るフュージング絵画「月の砂漠」が完成した。

当初は24センチX20センチだったガラスが、度重なる窯焼きで23.3センチX19.3センチまで小さくなった。

ガラスの量が減ったわけではない。溶けたガラスが表面張力で外側から丸くなってきたのだ。その分厚みは増している。

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手間はかかったが期待通りの仕上がりになった。

とは言ってもデザイン初期の構想とはちょっと変わってきている。 作品作りの最中はいろんなアイデアが浮かんできて途中で軌道修正することはよくある。いつもああしたらいいんじゃないかとか、こうしたら面白いんじゃないかなんて考えているからね。

今回変更したのは砂丘をパウダーで表現したこと。砂丘にラクダの影をつけたこと。天の川をリアルに表現したことなどだ。

砂丘は当初アイボリーのガラス単体で作ろうと思っていた。実際にはグラデーションをつけた上にパウダーで質感を出した。

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砂の風紋も途中で頭に浮かんだ。そして、より砂漠の風情が増した。

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ラクダに月明かりでできた影を付けることで、ぐっと旅の情景が栄えるというものだ。

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カミさんはこの作品をいたく気に入った様子で、トイレに飾るのもったいなーい、と言い出した。

 

次は雪景色にかかろうか。