館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

我が家の冬の風物詩 碧南火力 2016

こんにちは。

一年ぶりの投稿です。

 

それは今朝のことである。今朝と言っても夜中の2時ごろだが。

ほうきを逆さに立てたような大きな雲が2本、窓の外遠くに映し出されていた。この時期鮮やかにライトアップされる碧南火力の冬の花だ。

 

家から見えるこの方面は街明かりが少なく、漆黒の不揃いな屋根の稜線の上に砂漠のオアシスに生えるヤシのように高くそびえる煙突が四角い窓枠に切り取られてまるで絵画のようである。

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この碧南火力の照明は上空の空を照らし、遠くからでも南西の空がほんのり明るく見える。それは真っ黒の大地と対照的である。

 

僕は床に就く前、この煙の様子を見て翌日の天気を想像する。

煙が真上に上がって無風のように見えるが、外に出ると冷たい風が顔を打つ。風は弱くはない。

 

どうやら雲は一直線にこちらに向かって流れてきているのだ。だからほうきのように真上に広がって見えるのだろう。

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よく見ると二本の煙突の間に小さく低い煙突がもう一本見える。

なんだろう?

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ヤフーの地図、航空写真で見ると碧南火力の煙突は2本である。 とすると真ん中に見えるのは・・、

我が家から地図の上で碧南火力に直線を引くと・・、その向こうにあるのは知多湾を挟んで対岸に立地する武豊火力であった。

 

寒いせいかきょうの火力の煙はひときわ力強い。

 

この時期、ライトアップされた碧南火力の煙は夜のランドマークであり、無意識のうちに目に馴染んだ冬の景色である。