こんにちは。
海外からパーツ類を輸入していると一度や二度はトラブルに見舞われるものだ。
僕がマスタングパーツの個人輸入を始めてそろそろ5年になるが、トラブルに遭ったのは二度や三度ではない。
部品が入っていなかったり、注文と違うものが送られてきたり、中身が破損していたりなど。
そんな中でもおもいっきり頭に来たトラブルがある。そのお話をしよう。
僕のマスタングは7リッターエンジン。オリジナルなら信号の多い市街地走行で燃費はリッター2~3キロと言われている。この年式のマスタングオーナーの多くがそうであると思うが、通勤などの普段乗りに使うことはないので、さほど燃費のことは気にしていないと思う。
とはいうもののやはり燃費を良くして気軽に乗りたいものだ。 そこで僕はキャブレターをやめてEFI燃料噴射にしようと考えた。
探してみるとさすがアメリカ、429エンジン用のEFIが販売されていた。
いろんな種類のEFIが販売されていて、その中でも評判の良い MSDアトミックEFI を選んだ。
(カタログ写真)
僕がいつも購入している4社ともこのEFIを扱っていたが、一番安く販売していた「CJポニーパーツ」で買うことに。
ざっと2,400ドル。セールで5パーセント引きで購入したが安い買い物ではない。
首をなが~くして待つこと2週間、荷物が届いた。開梱すると出てきたのはMSDのパッケージ、EFIだ。上二つのパッケージが下の箱に入っていた。
箱を開けてみる。ふむふむ・・。あれ? 箱に何も入っていないスペースがある。
入っていたのはこれが全て。EFI 本体らしきものにホース、ワイヤハーネスが6個にガスケットとシリンダー状のものが2個・・。
説明書がない。 なにこれ??
本体もカタログ写真とちょっと違うぞ。 モデルチェンジしたのか?
どうもおかしい。このテに詳しい友人に写真を送って見てもらった。
「神谷さん、それ、キャブレターですよ。EFIじゃないですよ。やられましたね。」
送られてきたのはなんとも中途半端な ”キャブレター” だったのだ。しかも訳の分からないパーツをいっぱい入れて・・・。
僕はすぐにCJポニーパーツに、送られてきた品物の写真を撮ってクレームのメールを入れた。
中身が違う。ちゃんとしたものを送ってくれと。
ところが・・だ。