館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

グランドホテル山海館24 ミラー取付け1

こんにちは。

結局徹夜になってしまった。 僕もカミさんも帰って仮眠を取ったものの激疲れ状態で、きょうはほとんど仕事にならなかった。

 

 

昨日は丸一日かかって取付け準備、そのまま約束の夜9時に間に合うように出かけた。

山海館に着いたのは8時45分頃だった。夜ここに来るのは久々だ。

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画面右の2階の明かりが大浴場だ。

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道向かいにある山海海水浴場にはLEDのイルミネーションが点灯され、すぐ隣にある集会場から何やら和太鼓の演奏が聞こえてくる。祭りの練習だろうか?けっこう大きな音だ。

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ロビーに入ると会長が出てきて「昼間来ると思ってたよ。」と声を掛けられた。

昼間は美術館があるので来るわけにはいかない。何か話の食い違いがあったようだ。

 

「9時から作業にかかれると伺っていましたがよろしいでしょうか」と僕が言うと、「夜は11時からなら作業していいよ」と会長。

話が違う。どうやら昼間と夜の時間を話の中で取り違えていたらしい。ここへ来る道中、カミさんがなんか変だと心配していたことが的中した。

 

仕方がない、2時間待つことにする。途中のコンビニで買い求めたおにぎりと調理パンを食べた後クルマで休憩を取った。

 

11時ちょっと前に番頭さんが僕たちを呼びに来た。

「今、大浴場を見に行ったらお客様は誰もいなかったのでもういいと思います。どうぞ取り付けを始めてください。」

 

僕たちは早速脱衣所に道具を運び込み、作業開始。まずは女湯から。

蛇口の位置から壁に鏡の中心位置を割り出し、下げ振りという分銅を使った道具で垂直線を出す。そこへ家で準備してきた楕円鏡取付け用の “テンプレート” で位置出しをする。

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テンプレートに明けておいた丸穴に “鏡受け" をはめ込みネジ止めをする。

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テンプレート丸穴には鏡受けの切り欠き方向が分かるように印が入れてある。

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女湯が付け終わった。

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初めは1枚取り付けるのに20分近くかかっていたが、後半は慣れてきて1枚10分程度で付けられるようになった。

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作業を見守るように脇で見ていた会長が、そのときポツリと話しかけてきた。

 

つづく