館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

珍客訪問

こんにちは。

きょうで六日目だ。

先日のことだが、夕方、美術館前のアスファルトの上に黒い布切れのようなものが落ちていた。初めは気にも留めなかったがしばらくしてその正体を知りたくなった。

近づいてみてみるとサテン生地のような真っ黒なものだ。

もしやしてコウモリ?と思い、さらに近づく。この辺りは夕刻になると数匹のコウモリがひらひらと飛び始める。

 

ん?似ているが違うぞ。

 

それは黒い蝶だった。アゲハチョウらしい。羽を広げて地面にはいつくばっている。

近づいても逃げようとしない。死にそうに弱っているようだ。

こういうのを見ると放っておけないのが僕だ。両手で羽をすくい上げて拾うが逃げようとはしない。

やっぱり弱っているんだ。

 

密のありそうなプランターの花に止まらせてやろう、そう思った僕は菊のような花に止まらせようとしたが蝶は落ちてしまう。

菊は蜜がそんなになさそうだ。パンジーはどうだろう?

蝶はなんとかパンジーにつかまろうとしているが折からの強風にあおられて今にも落ちそうだ。 僕はプランターごと風の来ない物陰に移動してやった。

そしてパンジーの上に蝶を乗せて様子を見ることにした。

 

翌日プランターを覗くと・・いるいる!昨日よりは元気そうだ。それにしても羽はびりびりでずいぶんみすぼらしい奴だ。 何かに襲われたのだろうか?

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蜜を吸っている様子が無いので砂糖水でも飲ませてやろうか? 台所にあったスポンジを小さく切って砂糖水を含ませ蝶の鼻先に持っていく。

「おいっ!逃げるな!」

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スポンジをムシして僕の腕を昇ってくる。

「飲まんかいっ、コラ!」

どうやら砂糖水には興味が無いようである。

蝶は何を食べるのだろう? どうしていいのか分からないのでこのまま様子を見ることにする。

 

きょうで六日目である。^ ^