館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

アパートのクリーニング

こんにちは。

ここ1週間というもの、ずっとアパートの部屋のクリーニングだ。

美術館の仕事が終わった後、カミさんと二人でかかりっきりである。入居者にもよるが、近年の傾向としてろくに掃除もしないで、ホテルのように使いっぱなしで退去する人が増えている。

"立つ鳥跡を濁さず" というが、きちんと使った部屋や設備を綺麗にして出ていく人が減った。

 

その分、オーナー側のクリーニングや修繕は大変である。

特に大変なの水回りのクリーニング。例えば風呂。たいてい石けんかすとカビだらけである。

 

僕たちはクリーニングは自分でこなす。と言ってもアマチュアの仕事ではない。プロ顔負け、いや、プロ以上の仕事をする。

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お風呂だけで使う薬剤は4種類、なかでもカビ取りは命懸けだ。

シリコン目地にできた黒いカビのポツポツを塩素系洗浄剤で漂泊するのだが、この業務用洗剤が強烈だ。仕様書には3倍に薄めて使うようにとあるが、実際は3倍では取れない。

 

僕は原液で使う。

これをスプレーヤーでカビに吹き付け、上から乾かないようにラップで覆うのだが、浴室の全体を行うのに30分~1時間かかる。もちろんゴーグルに活性炭マスクをする。ゴム手袋なんて言わずもがなだ。

 

以前、作業中に気分が悪くなり、浴室から出て別の部屋で横になって休んだが、いっこうに良くならない。

ちょっとまずいと思った僕はふらつく足で隣の自宅に帰り、台所で横になった。

あまりに息苦しいので血圧を測ると下が60、上が90。脈拍は50まで下がっていた。

「ダメだ・・こりゃ」

完全に塩素ガス中毒だ。救急車を呼ぼうかとも考えたが深夜だったのでちょっとためらわれた。

カミさんがインターネットで処置の仕方を調べていたが良く分からなかった。

 

そうこうしているうちに少しずつ気分が回復してきたので結局病院に行くのはやめた。

 

クリーニングも薬品を使うからには気を付けなければならない。特に塩素系は絶対用心だ。

ヘタすると死ぬぞ!