こんにちは。
夜の10時ごろ、東の空にオレンジ色に輝く星がある。 火星だ。
このところずっと明るさを増してきている。
インターネットで調べてみるとこの5月31日に地球に最接近するらしい。明るさを増しているのはそのためだ。実はこのところずっと火星の位置を気にしてみていた。
ひと月ほど前は下の写真の中央あたりにいて、その下の明るい星2個と不等辺三角形を作っていたが一週間ほど前に二等辺三角形になり、さらに火星は右に動いてまた不等辺三角形になった。その間少しずつ明るくなってきたのだ。
(写真はどちらもフォトショップで明るく見やすくしています)
国立天文台のホームページによると大接近をするのは2018年7月31日らしい。
僕は星が好きなので美術館の展示にも星をイメージしたものが沢山ある。
僕は10センチの反射望遠鏡を持っている。だけど高校時代に買ったもので、もう古くて使えない。本当なら倉庫から持ち出して見たいところなんだが・・。
その天体望遠鏡は200倍まで拡大することが出来て、右側の写真のようにぼんやりと運河のようなものを見ることができた。
(インターネットより)
そう、僕らが高校生のころまでは火星の情報は天体望遠鏡の画像くらいで、火星には運河があるのではと考えられていた。そして運河があるということはそれを作った高度な知性を持った生命がいるはずだとなって、火星人という発想が生まれたわけだ。
今は科学が進歩して探査機も送られ、火星の詳細な映像が得られるようになったことで、火星人がいるなんて誰も考えてはいないだろう。
知識を得た代わりにロマンは失った訳だ。
高校時代、夏休みに天文部の先輩たちと望遠鏡を持って佐久島に渡り、キャンプ場で地べたに寝っ転がって、夜空を眺めながら一晩中宇宙談議にふけったのを思い出す。
懐かしい青春の一ページだ。