館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

サンドブラスターを作ろう! 2

こんにちは。

きょうはブラストキャビネットの下側、メディア(研磨剤)を溜めておくホッパーの付いた箱のフレームを作る。

大小二つの枠を連結して溶接。支柱側を下に向けて基準とした。

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これを裏返しにして支柱4本を立て、大きい枠と同じものを台として支柱に仮止めする。仮止めは片手でアングルを持ちながら片手でトーチを操作できるため、MIG溶接機の方が使いやすい。点付けも一瞬で終わる。

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そのあと支柱を下の枠としっかり溶接する。上に置いた台を支柱に仮止めしたのは支柱と台の位置を合わせるためだ。

次に、ホッパー(研磨剤を滑り落とすための漏斗の形をしたもの)の型紙を作り、1ミリの鉄板から切り出してパーツを作る。

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鉄板の端っこは強度を出すためと、蓋と密閉するために折り曲げてフランジにする。

鉄製作業台の端を使って板金ハンマーで何度もたたいて曲げていく。

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非常に組み立てにくい構造なのでカミさんに鉄板を保持する手伝いをしてもらい、MIG溶接で仮止めしていく。

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支柱部分は鉄板をアングルの形に切り取って「逃げ」を作らねばならない。

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コーナーも同様だ。アングルの肉厚分鉄板を削り取って「逃げ」ている。

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ホッパー(漏斗)の底の部分の板を溶接する。フランジ部分は鋭角に曲げなければならない。

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漏斗の形が出来上がった。

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次は薄板のビード溶接だ。アルゴンガスを使うTIG溶接でパルス機能を使ってみる。