館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右プラットホーム12

こんにちは。

そろそろ右側シートプラットホームのアッセンブリ(組み立て)準備に入る。

そして今回で右プラットホームは終了する。

 

フロアパンからプラットホームを取り外すときに明けたスポットの穴をいったんふさぐ。スポット溶接部を破った穴は大きすぎて再溶接がしにくくなるので溶接肉盛りで塞いだあと、改めて7ミリの穴を明け直すのだ。

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薄鉄板の肉盛りは溶け落ちて穴が明きやすいので鉄板の下に熱を逃がすための銅板を敷く。銅板の厚みは5mm。

今は溶接の腕が上達してきたので銅板なしでも肉盛り出来るようになったが、このころは銅板を使った。

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腐食で薄くなった六角穴の周囲を溶接肉盛りで修復する。

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プラットホーム本体にスポットジンク(亜鉛粉末塗料)をスプレーする。

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もちろんナット受けやボルトもだ。

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補強板裏側には錆防止にガードセプター+POR-15 シルバーを塗っておく。

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プラットホーム本体にも‥。

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ナットはナット受けに溶接しておく。この方が強度上有利である。

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ナット受けと補強板を溶接。間にはさらにPOR-15ブラックを塗り重ねた。

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今度は全体をガードセプターで覆う。

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そのあとさらにPOR-15のシルバー、ブラックと塗り重ねた。

色を変えるのは、同じ色だと塗り残しに気付かないからである。

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これをフロアパンに溶接してからさらに塗装する。

錆予防に対する並々ならぬ執念だ。