こんにちは。
リヤフレーム内側の大方の錆はサンドブラストで取ることができた。
サンドブラストが出来ない奥の方はどうするか?
こんなツールをつくってみた。
1メートルほどの長さの真鍮棒の先に2.5mm径の鋼線をコイル状に巻き、それを2列作った。コイルとコイルの端はお互いにつながっていて、要はバネの役目をしている。
この鋼線をコイル状に巻くのが力の要る難儀な作業であるが、これくらい固いばねにしておかないと錆を磨く力が足りない。
くの字型の一方の端にワイヤーを結び付け、もう一方の端にひっかけて真鍮棒に貼りつけたチューブの中を通して真鍮棒のもう一方の端から出す。
端から出たワイヤーを引っ張れば先端のくの字が縮むという寸法だ。
くの字の先端に研磨パッドを取付け、ワイヤーを引っ張ってくの字を縮めながらリヤフレームの奥に突っ込む。そこでワイヤーを離せば先端が広がって研磨パッドがフレームの内側に当たる。そのまま前後に真鍮棒を動かせば内部が磨けるというわけだ。
もちろんこれで内部の錆が綺麗に取れるわけではないが、浮き錆くらいなら取ることができる。いわゆる ”3種ケレン” ができて「必殺!錆封じ」を塗る下地が出来るわけだ。
あとは「錆封じ」を塗り、さらにガードセプター、POR-15を塗って万全の錆対策をするわけだ。