館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

梅雨の季節の風物詩2 綺麗になる庭木たち

こんにちは。

庭がどんどん綺麗になっていく。

庭師さんの剪定前は7月下旬と言うこともあり、松の新芽は20センチほどまで伸びてボサボサになり、非常にカッコ悪くなっていた。

松は一年剪定をさぼると樹形が大きく崩れ、もとに戻すのが大変になる。だから毎年の剪定は欠かせない。

松は形がよくて日本人には人気があるが、維持に金がかかりすぎるので敬遠されるゆえんだ。それに比べ槙は2~3年ほったらかしにしても伸びた葉を刈り込めば元の樹形にすぐ戻るので手入れが楽だ。

 

美術館の庭にある植木は、昔からある木を除いて全て僕が実際に探して回って選んだ木だ。だからどれも愛着がある。

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松は4本あるが全て名前が付いている。

門に向かって左側の松は「門かぶりの松」という。実際には門にかぶっていないが、左に長く伸びた差し枝が塀の上に見えて門といいバランスになるのでこれに決めたのだ。

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その隣は「鶴の松」という。実際に鶴仕立てという樹形なのだ。この松は葉が細くてあまり長く伸びないのでとても品がよい、素性のいい松だ。

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松一つとってもそれぞれに性格や素性が違っていて面白い。

 

門の右には左の松とは対照的に槙が2本植えられている。すぐ右の槙を「門かぶりの槙」その隣の背の低い槙には名前がないが、二つ合わせて「めおと槙」と呼んでいる。

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京都御所風に気取って言えば「左近の松に右近の槙」って訳だ。

 

ちょっと気取りすぎか。(笑)