館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鶯 ちょっぴり悲しい一日

こんにちは。

 

きょうは休館日。

お休みとは言っても、起きて真っ先に行くのは美術館1階の教室、工房だ。

教室の玄関に行くと、玄関の脇に何やら落ちている。

 

小鳥だ。

初めはスズメかなと思ったが、羽の色がちょっと違う。茶色と緑が混じったような色で、いわゆるウグイス色といった感じ。

少し羽が動いた! まだ、息があるのかもしれない。顔を近づけてじっと見る。

いや、やっぱり死んでいるようだ。さっき羽が動いて見えたのは風のせいだったのだろう。

 

手袋をして手に取ってみた。まさかウグイスなわけはない。以前、バーゴラにメジロが留まったことはあった。でも、目の周りは白くない。

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インターネットの画像で調べてみると、やはりウグイスのようだ。 初めてこんなに間近に見る。

そういえば、春になるとどこからともなくウグイスの「ホーホケキョ」という鳴き声を聞くことがあった。

 

この子だったのだろうか。

こんな小さな体で、あんなにキレイで大きな鳴き声を出すんだ‥。

 

背中にはうっすらと斑点模様がある。尾羽が綺麗だ。

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窓ガラスに激突したようだ。山で暮らしてりゃ長生きできたろうに、人里は危険がいっぱいだ。

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ガラスに鳥が衝突することはよくある。 たいていはハトだが、ハトは体が大きいためか、脳震盪を起こしてしばらくフラフラしても、いつの間にかいなくなることが多い。

スズメは大抵オダブツだ。

だけどウグイスは初めてだ。かわいそうに。

 

ティッシュペーパーにくるんで裏の畑の柿の木の根元に埋めてやることにする。

うちでは動物が死んでいるのを見かけるといつもこの柿の木の根元だ。

 

お念仏を唱えながら埋めてやった。