館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鶯・・ではなかった

こんにちは。

 

剝製屋さんから受け取りのメールが来ないなぁ、と思っていたらなんと郵便で封書が届いた。中身を見ると<

「この度お預かりしたのはウグイスではなく、キビタキ♀(メス)でした。

製作に入っても良いでょうか? ご連絡お願いします。」

とあった。

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え゛~っ!そんなはずは‥。

インターネットで調べてみると腹が鮮やかな黄色である。

「全然ちゃうやん! 剝製屋さん、間違ってんじゃないの?」

 

いやいや、さっきのはオスでメスはもっと地味な鳥だ。こちらがネットで探したメス。

う~ん、そう言われればそうかなぁ~‥。

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こちらは同じくネットで探したウグイス。こちらもよく似ている。

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「専門家が言うんだからキビタキなんでしょ?ちょっと残念だけどいいじゃないの。(笑)」

隣で見ていたカミさんが言った。ウグイスが死ななかったのは良かったが。

 

ネットで鳴き声を検索してみる。キビタキは美しい鳴き声で人気があるらしい。ツクツクホーシの鳴き真似をしたり他の鳥の鳴き声を真似することもあるという。器用なやつだ。

www.youtube.com

 

「あぁ、この鳴き声なら庭で聞いたことがある。綺麗な鳴き声だな~って思ってたのよ。」

カミさんが思い出したように言った。

「あの子だったのね~、かわいそうに。」

 

僕は剥製屋さんに電話した。

「ウグイスじゃなかったんですね。」

「よく似てますからね。」と店主。80才くらいの落ち着きのある男性の声だ。

「どうされますか?」

「せっかくのご縁なんで、剥製にしてください。」

「分かりました。それでは進めさせて頂きます。ありがとうございました。」

 

キビタキよ、これでよかったかい?