館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

インプラント摘出手術 (閲覧注意)

こんにちは。

 

きょうは最悪の日だ。

インプラント周囲の炎症によって歯がガタつくようになってしまったため、刈谷豊田総合病院でインプラント摘出手術の施術日だった。

幸いきょうは休館日だったのでカミさんがついて行ってくれた。帰りの自動車の運転ができないと考えたからだ。

 

以前のブログでも書いたがインプラントには寿命がある。だいたい15年だそうだ。

インプラントは自分の歯のように使え、手間いらずというイメージがあるが、それは間違いだ。

確かに入れ歯と違い、寝る前に外す必要はないが、歯科衛生のケアは入れ歯の比ではない。常に口内衛生に気を付け、3か月ごとの検診が必要だ。

なによりいつかは取り外さなければならない日が来るということだ。

 

インプラントの装着手術の経験はあるので、ある程度の苦痛は覚悟していたが、摘出の苦しさは装着時以上だった。

先生は優しそうな女医さんで他に助手と歯科衛生士の3人で行った。

f:id:mikawakougei:20161102010901j:plain (イメージ)

 

オペの時間は30分くらいだったようだが、僕にはとてつもなく長く感じた。

装着時と違ってインプラントの穴の中や、溝にすでに骨が形成されているので、そう簡単には抜けない。それらを削りながら少しずつ隙間を広げているようだ。

「顎の神経が近いので慎重にやりますからね。」先生の言葉を思い出す。

 

オペの上手な先生だったが苦戦している様子が会話から見て取れる。

 

出来るだけ他のことを考えて気を紛らわそうと努めるもののとてもムリ。初めは頑張って平静を保っていたが、後半からは緊張のため汗びっしょりに。

「もう少しですよ。」と言ってくれるがもう限界。男のくせに情けない。(-_-;)

 

10針縫ったが、縫合時間の長く感じたことか。

f:id:mikawakougei:20161102013350j:plain (血だらけのインプラント)

 

先生が「大丈夫ですか?」と聞いた。

「大丈夫です。」と答えたものの大丈夫じゃない。顔が真っ白だったそうだ。

「診察台の上でしばらく休んでいてください。」 先生が言った。

 

すぐ横で歯科衛生士の女性が立ったまま僕を見ていてくれる。

「僕を見ていてくれるんですか?」

「いない方がいいですか?」

「あ、いえ、ありがとう。」

 

僕は気分が回復するまで20分くらい診察台の上で横になっていた。

その後、痛み止めと薬をもらって帰路に就いた。

 

カミさんが心配そうに「大丈夫?」と聞く。

「今夜はおかゆさんだね。」

 

「おたふくのように顔が腫れますよ。多分明後日がピークです。」と先生。

 

こんな思い、二度とごめんだ。