こんにちは。
きょうの中日新聞朝刊一面に「運転中スマホ厳罰化 自民検討」という記事があった。
一面に掲載するだけの重要事項ということだ。
以前にもこのブログに書いたが、この問題は使用者だけの問題ではない。ソフトや機材を提供する会社側の責任も少なくない。なぜなら使用者のモラルに任せることは責任回避になりうるからだ。
前にも言ったが人間のモラルなんてもろいものだ。強い誘惑に駆られればいとも簡単に崩壊する。事実、この機運の発端になった一宮市の小学生死亡事故後も全国でポケモンGO プレイ中に起きた事故が何件も起きている。
これだけのゲームを開発できる頭の良いナイアンテック社の人間がゲーム操作による事故を想定していなかったはずがない。
自民は飲酒運転と同じくらいの厳罰化も視野に入れているというが、効果は一時的であろう。その証拠に飲酒運転の厳罰化が施行されてから、飲酒が減るどころか飲酒の発覚を恐れてひき逃げすることが常態化してしまった。
ポケモンGOのブームもそう長続きしないと思うが、死者を出すほどの危険性のあるゲームは運転中の操作停止機能を義務付けるとか、販売停止の法的効力があってもいいと思う。
僕は若い時、スピード違反で切符を切られたことが何度かある。僕がお巡りさんにタメ口を利くと、優しいお巡りさんは、
「事故を起こす前につかまえてもらって良かったじゃないか。死亡事故でも起こしたら相手はもちろん、君の人生も壊れちゃうよ。」
若かったその時は「なにチョーシのいいこと言ってんだ。」と思ったものだが、そのおかげで今まで人を殺さずに済んでいる。
僕らみんなお巡りさんが見てなきゃいい、と思っている。
きょうも美術館の前の道を白いワンボックスがハンドルの上に大きな画面のスマホを置いて30キロ制限の所を50キロくらいで走り抜けていった。
その前には障害のある我が子の手を引いて散歩している親子がいるというのに。