こんにちは。
きょうも美術館を終えてからマスタングレストア作業を行った。
クォーターウインドウの補強板を外し、塗装を剥がしている時だった。
よせばいいのに片手で補強板を持ち、もう一方の手で先端にワイヤブラシホイールの付いた電動ドリルを持って塗装を削り取っていた。
こういうやり方は危ないから本当はやらない方がいいんだよな、と思っていた矢先、一瞬ワイヤーブラシが滑って左手の手袋に巻き付いた。
「しまった!」
そう思ったが後の祭りだ。ワイヤが左手の皮膚に刺さり、皮膚を削っていた。
急いで手袋を外し、手当てをしに美術館教室に。
消毒をして絆創膏を探すが大きいのが無い。仕方なく小さいのを3列に貼る。
大きな怪我ではないが、じわじわと血がにじんでくる。
革の手袋だったら怪我はしなかったかも。
板金作業で誤ってハンマーで手を叩いてしまうことはあるが、出血するような怪我はレストアを始めてから初めてかもしれない。
作業を油断していた報いだ。
きょうの教訓。
作業は安全第一。刃物を使うときは革手袋をしよう。ワークはクランプで固定しよう。